「イケメンなのに…」「ギャップがすごい」吉沢亮さんが演じ“再現度ハンパない”と絶賛された実写化キャラ

2025年10月21日放送の朝ドラ『ばけばけ』第17話に吉沢亮さんが初登場し、SNSで話題に。これまで数々の実写化作品で印象的な役を演じてきた吉沢さんの代表的なキャラクターを振り返ります。

魅力的な実写化キャラを数々演じる吉沢亮さん(2020年2月、時事通信フォト)

 2025年10月21日、俳優・吉沢亮さんが朝ドラ『ばけばけ』第17話に初登場し、SNSで話題となっています。映画『国宝』での女形歌舞伎俳優役が記憶に新しいなか、今回は松江随一の秀才「錦織友一」役を演じました。

 吉沢さんといえば、これまでも数々のマンガ・アニメの実写化作品で印象的な役を演じてきましたが、そのなかでも特に高い評価を得た3つのキャラクターを振り返ってみましょう。

●『銀魂』沖田総悟――圧倒的ビジュアルとドSキャラの完璧な融合

 2017年から2018年にかけて公開された実写映画『銀魂』シリーズで、吉沢さんは真選組の一番隊隊長「沖田総悟」を演じました。整った顔立ちでありながら腹黒でドSキャラという、ギャップが魅力のキャラクターです。

 吉沢さんの沖田は、顔立ちの良さを生かしたそのキャラクターの再現度の高さはもちろん、シリアスからギャグまで振り幅の広い演技で原作ファンから絶賛されました。とくに原作でも人気の高いエピソード「カブト狩り」のエピソードで披露した、カブトムシの着ぐるみ姿は大きな話題となりました。

 映画を観た人々からは「信じられないほど沖田」「最高にハマり役」「実写銀魂の成功理由は吉沢亮が沖田役にどハマりだった事が大きい」「原作、アニメファンみんなが納得してしまった」など絶賛の声が寄せられています。

●『斉木楠雄のΨ難』海藤瞬――全力で演じた中二病キャラ

 2017年公開の映画『斉木楠雄のΨ難』では、中二病全開のクラスメイト「海藤瞬」を演じました。海藤は陰謀論を阻止する使命を背負っていると豪語し、「海藤瞬は仮の姿」「正体はコードネーム『漆黒の翼』」といった痛々しい発言を繰り返すキャラクターです。

 吉沢さんは、ひとつひとつが大げさで無駄の多い海藤の動作や、緊迫感ゼロの決めゼリフを全力で演じきりました。完成披露試写会で「自分のなかにあるものしか使ってない」と語っており、国宝級イケメンとして知られる彼がここまで振り切った演技を見せたことに、ファンからは「海藤くんの面白いトコはそこ!っていうツボをしっかり押さえてる」「98%の動きが無駄で笑い過ぎて窒息死する」と称賛の声があがりました。

●『ババンババンバンバンパイア』森蘭丸――美形×コメディの極致

 2025年に映画化された『ババンババンバンバンパイア』では、450歳の吸血鬼「森蘭丸」を演じました。銭湯で働きながら「童貞の血」を求めて奔走するという、奇想天外な設定のキャラクターです。

 ポスターや予告映像の時点で高いビジュアル再現度が話題となっていましたが、吉沢さんは芝居がかった大げさな語り口や、衝動を抑えられない姿の表情まで原作通りに演じています。キャラクターソングでは「森蘭丸450歳」と美声で歌い上げる芸達者さも見せ、「びっくりするくらい美形なのにコメディー要素ではっちゃける森蘭丸をここまで演じられる人いるんだ」と驚きの声も少なくありませんでした。

 先に公開された『国宝』での女形歌舞伎俳優としての繊細な演技とのギャップも大いに話題となり、吉沢さんの役の幅広さに多くの人が衝撃を受けたようです。

 これらの役柄に共通するのは、美しいルックスと高い演技力を兼ね備えた吉沢さんだからこそ成立する「ギャップ」の魅力です。シリアスな演技からコメディまで、どんな役でも全力で演じきる姿勢が、これられの実写化作品の成功に結びついているのかもしれません。

(マグミクス編集部)

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