注目の日本人対決は圧巻の攻めを見せた戸上隼輔の完勝! 張本智和は今大会ベスト32でストップ【世界卓球】

戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba

<2025年5月17日(土)~5月25日(日)世界卓球選手権ドーハ大会(個人戦)/カタール>

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5月21日、男子シングルス3回戦で戸上隼輔(23=井村屋グループ/同30位)が張本智和(21=トヨタ自動車/世界ランク4位)をゲームカウント4-1で下し、4回戦に駒を進めた。 シングルス16強入りをかけた3回戦で日本男子の2トップが激突。国際大会での戦績は2勝1敗で戸上がリードしているがいずれの試合もフルゲームでの決着で、今回も接戦が予想された。

シングルス16強入りをかけた3回戦で日本男子の2トップが激突。国際大会での戦績は2勝1敗で戸上がリードしているがいずれの試合もフルゲームでの決着で、今回も接戦が予想された。

まず第1ゲームを奪ったのは攻撃力で上回った戸上。序盤から果敢に両ハンドを振っていき、短いボールもフリック強打で狙い打つなどして積極的なプレーを見せた。

第2ゲーム、戸上が出足から攻めて4-0とリードを広げたところで張本がタイムアウト。悪い流れを断ち切り我慢のプレーで8-7と逆転したものの、終盤チキータを攻め返した戸上が連取する。

タイムアウトを生かせず苦しい流れとなった張本。第3ゲームも戸上にリードを奪われるが終盤に追いつくと9-9からサービスエースで得点し、ついにゲームを奪い返す。

これで張本に流れが傾くかと思われたが、以前よりも安定性が増している戸上の攻撃が止まらない。第4ゲームは11-5の大差で戸上が取って、王手をかける。

一進一退となった第5ゲーム。あとがなくなった張本もアグレッシブなプレーで応戦するが、最後まで先に攻め続けた戸上が最後もフォアドライブを振り抜いて勝利を決めた。

世界卓球ではベスト32が最高だった戸上は初の16強入り。続く4回戦は元ヨーロッパ王者のヨルギッチ(スロベニア)との対戦となった。

<世界卓球ドーハ 男子シングルス3回戦>戸上隼輔 4-1 張本智和

11-7/11-9/9-11/11-5/11-9

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