米国株式市場=S&P・ナスダック連日最高値、利下げ期待で
米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が2日連続で最高値を更新して取引を終えた。202年1月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、S&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが2日連続で最高値を更新して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開が近いとの期待が続いた。
ただ、前日に大きく上昇した一部の大型ハイテク株は軟調だった。投資家が新たな成長けん引役を模索する中、エヌビディア(NVDA.O), opens new tab、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは下落した。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのファンダメンタル株式顧客ポートフォリオ運用共同責任者キャサリン・ボードルメイ氏は「バリュエーションは高水準にある。しかし、最終的には業績達成が鍵になる」と述べた。
今年に入り軟調となっていたヘルスケア(.SPXHC), opens new tabは1.6%上昇した。
金利に敏感な中小型株で構成するラッセル2000指数(.RUT), opens new tabは約2%上昇し、6カ月ぶりの高値を付けた。
CMEのフェドウォッチによると、市場は9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを完全に織り込んでいる。
ベセント米財務長官は13日、「9月に50bpの利下げを開始し、一連の利下げを実施することが可能だ」とし、いかなるモデルも「金利がおそらく150─175bp低下すべきことを示唆している」と語った。 もっと見る
個別ではアップル(AAPL.O), opens new tabが1.6%高。人工知能(AI)を搭載したロボットやホームセキュリティー、スマートディスプレーなどへの事業拡大を計画しているとの報道が支援材料となった。
AI向けクラウドサービスのコアウィーブ(CRWV.O), opens new tabは約21%急落。第2・四半期決算が予想より大幅な赤字となったことを嫌気した。 もっと見る
メディア大手パラマウント・スカイダンス(PSKY.O), opens new tabは36.7%急伸。総合格闘技団体「UFC」の7年間の独占放映権を獲得した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.05対1の比率で上回った。ナスダックでも2.53対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は169億株。直近20営業日の平均は183億株。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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