桑田佳祐主催の武道館フォークフェス 秘密ゲストが超豪華だった あいみょん、ミスチル桜井、原由子、イエモン吉井に竹内まりや登場 伝説的な一夜に
サザンオールスターズの桑田佳祐(69)が12日、東京・日本武道館で「TOKYO FM開局55周年×『桑田佳祐のやさしい夜遊び』放送30周年『九段下フォーク・フェスティバル’25』」を開催。ライブ当日まで秘匿とされていた超豪華ゲストたちとともに、夢の音楽祭を届けた。
桑田が企画発案した一夜限りのスペシャルイベントで、ロックの聖地・日本武道館はフォークの夢舞台へと変貌した。「今日までそして明日から」(吉田拓郎)のカバーで開幕すると、豪華なゲストが次々に登場。「ラジオでは『大したゲストは来ないよ』って言っていましたが、全部ウソです」との桑田の言葉通り、武道館を埋めた9000人の度肝を抜き続けた。
まずステージに呼び込まれたのは、あいみょん(30)。桑田とのデュエットで会場を沸かせると、続いて出てきたのはMr.Children・桜井和寿(55)。大歓声とどよめきで会場が揺れる中、2006年のフェス以来の共演を果たすと、「HANABI」「慕情」と互いの楽曲をデュエット。さらには2人の名曲「奇跡の地球」を19年ぶりに披露する奇跡的な瞬間が訪れた。
続いては、公私ともに戦友のサザンオールスターズ・原由子(68)がアコギを肩から下げて登場。自らのソロ曲を夫婦デュエットで歌唱すると、THE YELLOW MONKEY・吉井和哉(59)がステージに。互いのソロ曲の中でお気に入りという「東京」「みらいのうた」を互いにリクエストし合う姿で会場を感動させた。
さらに最後のシークレットゲストとして、竹内まりや(70)が登場すると会場のボルテージは最高潮に達した。同じデビュー年の2人で、竹内は「結婚した年も同じで、銀婚式も一緒にやったよね」と回想。桑田が大病を患った際に「スーパーで野菜を買っている時に、有線で流れてきて泣けてしまった」という曲で「この人は絶対に戻って来て、歌い続けないといけないと思った」としてサザンの「涙のキッス」を歌唱。「こんなすてきなメンバーでできるのは佳ちゃん(桑田)の人徳ですね」とほほ笑んだ。
アンコールでは、豪華ゲストが再登場してフォークの原点ともいえるママス&パパスの「夢のカリフォルニア」を全員で熱唱。桑田の呼びかけに集結した伝説的なアーティストたちで歌い上げた名曲だらけのフォークフェスは、日本音楽史に残る伝説の一夜となった。
◆セットリスト(アーティスト名の後ろの名前は、ライブでの歌唱者)
1.今日までそして明日から(吉田拓郎)、桑田佳祐
2.明日へのマーチ(桑田佳祐)、桑田佳祐
3.君はロックを聴かない(あいみょん)、あいみょん&桑田佳祐
4.悲しみは雪のように(浜田省吾)、あいみょん&桑田佳祐
5.偽者(あいみょん)、あいみょん&桑田佳祐
6.白い色は恋人の色(ベッツイ&クリス)、あいみょん&桑田佳祐
7.SEA SIDE WOMAN BLUES(サザンオールスターズ)、桑田佳祐
8.ケンとメリー~愛と風のように~(BUZZ)、桜井和寿&桑田佳祐
9.HANABI(Mr.Children)、桜井和寿&桑田佳祐
10.慕情(サザンオールスターズ)、桜井和寿&桑田佳祐
11.奇跡の地球(桑田佳祐&Mr.Children)、桜井和寿&桑田佳祐
12.夜空の星(加山雄三)、桑田佳祐
13.いちょう並木のセレナーデ(原由子)、原由子&桑田佳祐
14.花咲く旅路(原由子)、原由子&桑田佳祐
15.風に吹かれて※日本語バージョン(ボブ・ディラン)原由子&桑田佳祐
16.ヨイトマケの唄(美輪明宏)、桑田佳祐
17.太陽が燃えている(THE YELLOW MONKEY)、吉井和哉&桑田佳祐
18.東京(桑田佳祐)、吉井和哉&桑田佳祐
19.みらいのうた(吉井和哉)、吉井和哉&桑田佳祐
20.悲しくてやりきれない(ザ・フォーク・クルセイダーズ)、桜井和寿&桑田佳祐
21.あの素晴しい愛をもう一度(加藤和彦、北山修)、桜井和寿&吉井和哉&桑田佳祐
22.なごり雪(イルカ)あいみょん&桑田佳祐
23.元気を出して(竹内まりや)竹内まりや&桑田佳祐
24.Two Of Us(ビートルズ)、竹内まりや&桑田佳祐
25.涙のキッス(サザンオールスターズ)、竹内まりや&桑田佳祐
26.静かな伝説(竹内まりや)、竹内まりや&原由子&桑田佳祐
=アンコール=
1.夢のカリフォルニア(ママス&パパス)、全ゲスト&桑田佳祐
2.今日の日はさようなら(森山良子)、全ゲスト&桑田佳祐
3.祭りのあと(桑田佳祐)、桑田佳祐