「もうiPhoneは高すぎ…」Androidに乗り換えても後悔しないのはどんな人?(スマホライフPLUS)

まず、Appleの製品は総じてデザインが優れておりブランド力が高いので、Androidと違い熱狂的なAppleファンがいます。 また、最近は女子中高生の間でiPhoneでないと仲間外れになるといった話も聞かれます。ただ、これはiPhone同士でないと「AirDrop」などが利用できないだけなのかもしれませんが……。 次に、日本ではスマホの半数以上をiPhoneが占めていることもあって、アクセサリーが非常に豊富であることも魅力です。 たとえば、ダイソーでもiPhone用のケースやフィルムは取り扱いがありますが、Android用は大手家電量販店やAmazonなどでないと購入できません。

操作性に関しては、最近のAndroidもミドルクラス以上ならメモリ容量も多くサクサク動きます。ただし、エントリーモデルのなかには動作がモッサリした機種もありますので、Androidにあまりよい印象を持っていない人も多いでしょう。 ただし、iPhoneはエントリーモデルの「16e」でも約10万円します。Androidで10万円も出せばミドル~ハイエンドモデルが買えますので、単純な比較はできません。 また、iPhoneは故障時に即日対応できるのが魅力。バッテリーやディスプレイに不具合があっても、iPhoneなら町のApple Storeやスマホ修理店に持ち込めば即日修理可能です。 しかし、Androidは基本的に購入したキャリアやメーカーのサービス店でないと修理してもらえず、即日修理は厳しいでしょう。これは意外と大きなiPhoneのメリットです。 ほかにも、iPhoneはリセールバリューがいいのも魅力。たとえば、2017年発売のiPhone 8(64GBモデル)(当時の販売価格7万8,800円)は、今でも状態が良ければ4,000~7,000円程度で買い取ってもらえます。 しかし、Androidでは2017年発売の「Xperia XZ Premium SO-04J」(当時の販売価格9万3,960円)の買取査定額は現在0円です。 さらに、OSのサポート期間もiPhoneのほうが長いのもメリット。次期iOS 26では2018年発売のiPhone XRなどがサポート対象外となりますが、7年間も最新OSが利用できています。 しかも、2015年発売のiPhone 6sはiOSのセキュリティアップデート(新機能なし)は継続されており、2025年3月にはiOS 15.8.4が提供されています。当然、バッテリー交換は必要ですが、実に10年間も使い続けることが可能となっています。 これに対し、AndroidはOSのサポート期間が短く、先ほど紹介したシャープ「AQUOS wish5」の場合は、OSのバージョンアップが発売日から最大2回、セキュリティアップデートは発売日から4年しかありません。 Google Pixelは「8」以降でOSアップデート(セキュリティアップデート含む)期間が7年間になりましたが、それ以前の機種ではOSアップデートが3年、セキュリティアップデートは5年もしくは3年と短いのです。


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iPhoneでは同じモデルでも、ストレージ容量で数万円の価格差があります。しかし、AndroidならmicroSDカード(512GB~2TB)が追加できますので、格安のエントリーモデルでも動画や写真、音楽などもたっぷり保存できるのです。 もっとも、最近はAndroidでもGoogle PixelやSAMSUNG、OPPOなどのハイエンドモデルではSDカードスロットが省かれていますが、microSDカードのあるモデルであれば、ストレージ容量にムダなお金を使う必要はありません。 次に、Androidは個性的なモデルが多く、なかにはカメラ性能やバッテリー性能がiPhoneより優れたモデルもあるのが大きなメリットです。 たとえば、シャープ「AQUOS R9 pro」は、LEICA(ライカ)監修のカメラシステムで、標準、広角、望遠のいずれも約5,030万画素で美しい写真が撮れます。 カメラ性能は単純に画素数では比較できませんが、iPhone 15 Pro Maxは標準のみ4,800万画素、iPhone 16 Pro Maxは標準と超広角で4,800万画素になりましたが、望遠は1,200万画素となっています。


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ここまでiPhoneとAndroidの特徴やメリット&デメリットを比較してきました。確かに10年前はAndroidよりiPhoneのほうが性能が高く使い勝手もよかったと思います。 しかし、現在ではどちらもスマホとしてすでに完成されており、機能的に大きな違いはありません。あとは用途と価格のバランスで選べばいいでしょう。それを踏まえたうえで、高価なiPhoneから安価なAndroidに乗り換えるのはアリか考えてみます。 まず、「新しいiPhoneのProモデルの機能をフルに使っている人」や「とにかくApple製品が大好きだ」という人が、Androidの安価なエントリーモデルに乗り換えるのはオススメできません。きっと後悔するでしょう。 次に、とくに理由はなく惰性でiPhoneを使い続けている人で、Webサイトの閲覧やLINE、電話程度しか使っていない人であれば、無理に高価なiPhoneに買い替えなくても、Androidのエントリーモデルで問題ないと思います。 とくに、古めのiPhone SEや8などを使っている人なら、Androidの最新ミドルクラス以上に乗り換えれば、その性能の高さにビックリするかもしれません。 いずれにせよ、iPhoneはエントリーモデルの16eですら約10万円しますので、もし、Androidスマホに乗り換えるなら4~7万円程度のミドルクラスに乗り換えるのがオススメ。値段の割に性能は高いので、コスパの良さを実感できるでしょう。 Androidで10万円以上出すと、16 Pro並みかそれ以上の性能を持つ機種もありますので、さまざまな機種から自分好みの一台を探してみてください。

すずきあきら

スマホライフPLUS
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