トランプ大統領「子どものケンカ やらせておけ」ロシアの“報復”民間施設を攻撃

アメリカのトランプ大統領は、ロシアとウクライナの戦争を“子どものケンカ”にたとえ、持論を展開しました。 【画像】トランプ大統領「子どものケンカ やらせておけ」ロシアの“報復”民間施設を攻撃 アメリカ トランプ大統領 「悲観的な物言いかもしれないが、子ども同士が憎みあって、公園で大ゲンカしているとする。引き離そうとするが拒まれる。しばらくケンカさせてから引き離す方がいい」 こうしたなか、ウクライナ南部では、ヘルソン州の庁舎が破壊されました。ロシア軍は、この街を、誘導ミサイルにドローン、そして、砲撃と執拗に攻撃してきました。 東京大学先端科学技術研究センター 小泉悠准教授 「地方自治体の庁舎への攻撃としては、久しぶりの大規模なものだった。国際的な注目も高い。通常の爆撃に比べると、政治的な意図はあったかもしれない。爆撃基地に対するドローン攻撃の報復という側面があったと考えられる」 この間、ウクライナによるロシア領内への攻撃が、目立っていました。 戦略爆撃機数十機を破壊したドローン攻撃に加え、鉄道などへのインフラ破壊。クリミア大橋を標的にした爆破工作などです。 プーチン大統領、珍しく苛立ちを隠しません。 ロシア プーチン大統領(4日) 「なぜ、彼らに停戦を?西側の武器供給や強制動員の継続、次のテロ行為の準備に使われるだろう」 ロシアによる攻撃は、民間施設と軍事施設の区別なく行われます。事態はよりエスカレーションし、犠牲者は増えるばかりです。

状況を変えるべく、ドイツのメルツ首相が5日、ホワイトハウスを訪れました。 ドイツ移民だったトランプ大統領の祖父に敬意を示し、そして、続けました。 ドイツ メルツ首相 「あすは6月6日です。アメリカ軍が欧州の戦争を終結させた『ノルマンディー上陸作戦の日』。今回も、あなたと私たちの手にかかっているのです」 アメリカ トランプ大統領 「ドイツにとってはいい日ではなかった」 ドイツ メルツ首相 「そうですが、わが国がナチスから解放された日でした。あなた方に恩義があります。アメリカは、今回も戦争終結に向け、極めて強い立場にあると言いたい。何ができるか話し合いましょう」 ドイツは、ウクライナの長距離ミサイル製造支援に踏み切りました。 アメリカ トランプ大統領 「きのう、プーチンにも“ケンカ”の話をした。『あなたは苦しんででも、戦い続けるのかもしれない」と。引き離されるまで、双方が苦しむのがケンカだ。私はロシアのお友だちと言われるが、そうじゃない。あなたとお友だちだ」 ドイツ メルツ首相 「(Q.ロシアとウクライナの戦争を 子どものケンカに例えた大統領に賛同するか)私はトランプ大統領こそ、ロシアに圧力をかけられるキーパーソンであると本人に伝えました。我々は、ウクライナの味方であり、プーチン氏に戦争を終わらせるため、ウクライナをさらに強くします。私たちの問題なのです」

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