『国宝』吉沢亮、釜山映画祭で盛大な歓迎 「やるしかない」意地で挑んだ撮影を回顧
21日、韓国で開催中の第30回釜山国際映画祭ガラプレゼンテーション部門で公式上映された、映画『国宝』の吉沢亮と黒川想矢、李相日監督が野外メインシアター会場でのトークセッション「オープントーク」に登壇した。当日は、李監督、吉沢が参加しての韓国メディアによる記者会見とオープントーク、さらに CGV Centum City にあるIMAXシアターにて、約300人の観客を前にした公式上映が行われた。
約2,000人が集まった屋外会場で行われたオープントークでは、はじめに李監督が登壇し、韓国語で自己紹介。司会者から、日本国内における、実写映画の歴代興行収入ランキングで2位を達成したことについて質問されると、「この映画はテレビドラマや漫画の原作から始まった映画ではなく、伝統文化を扱った映画ということで、今の日本の観客が多く観てくれて驚いています」と語った。そしてイベントの中盤には、吉沢と黒川がサプライズ登壇。二人はともに韓国語で自己紹介し、満席の会場からは盛大な拍手が起こった。
ADVERTISEMENT吉沢は「1年半という長い期間、一つの役のために時間を費やすというのは貴重な経験でした。実際の歌舞伎役者の方々の足元にも及ばないので、稽古をすればするほど、どれほど素晴らしい方々かを実感しました。あの時は『やるしかない』という意地でやっていました。これまでの作品とは比べものにならないほど、覚悟が必要でした」とコメント。監督からは「難しくて不可能な注文ばかりされました」というが、それは「役者なら乗り越えられる」という絶対的な信頼だと受け止めたといい、「監督の言葉の中にある愛をとても感じることができました。」と撮影当時を振り返った。
一方、吉沢演じる主人公・喜久雄の少年時代を演じた黒川は、「演技が本当に面白くて仕方ないです。本作の中で『寝る時間が無駄だ』というセリフがあるのですが、その気持ちは分かる」と笑顔。「演技を楽しむためによく眠るように努力しています」と付け加えて会場を笑わせた。
そして三人は、公式上映の舞台あいさつにも出席。「なぜこれほどまでに日本でヒットしたのか?」と質問された李監督は、「歌舞伎は日本の観客にとっても皆さん当然知っているのだけれども、そこまで観ている人は多いわけではないので、新しいものを発見できる映画だったと思います。歌舞伎役者ではない俳優たちがまるで歌舞伎役者のように非常に長い時間をかけてトレーニングをし、歌舞伎役者の感情をキャラクターに溶け込ませたため、役者の方々の真剣さが観客の皆さんにも届いたのではないかと思います」と日本での社会現象化を分析する。
ADVERTISEMENTまた、吉沢は『悪人』『怒り』などの作品に感銘を受け、李監督との仕事が目標だったと告白。「オファーをいただき非常に嬉しく思いました。その時にはまだ台本もできていない中で原作を読み、歌舞伎役者の役ということでハードルの高い役だと思いました。その時点ではまだ深く歌舞伎というものに関わったことがなかったので、どれだけ大変なものか想像がつかなかったです。李監督への“愛”だけで、よくわからないけど飛び込もうと思いました」と語った。
イベント中に観客から「歌舞伎を通して沢山の美しさを教えてくれた映画だと思うが、人間のどのような部分が美しいと思うか?」と質問された吉沢は「今回、女形を演じていて、自分の感情をコントロールできない瞬間や何か必死に求めて、恋焦がれている時の表情は、外から見ると美しく見えたりするのではと、この喜久雄を演じていて感じました。喜久雄が演じた(『曾根崎心中』の)お初もその恋のためだけに命を燃やしていく。こういった演目が多いということは、そういったものが見たいのだろうと思っています。まっすぐ向き合う瞬間というのは人を美しくするのかなと思います」と回答。
一方の黒川は「今作で長崎弁と関西弁の2つの方言を使いましたが、長崎弁の音の響きがとても美しいなと思いました。例えば外国語でも何を言っているのかわからなくても、気持ちが伝わるような、そういう時はとても嬉しいし、美しいなと思います。今作は日本語ですが、韓国の方々に絶対届くだろうし、届いてほしいなと思っています」とアピールしていた。
ADVERTISEMENT韓国では11月から公開を迎えるといい、最後に李監督は「どうぞお力を貸してください」とあいさつ。黒川も「また11月に公開された際には沢山の方々に観ていただければすごく嬉しいです」と述べ、吉沢は、釜山での上映とトークを振り返り「皆様がこの作品を前のめりに観てくださったことが伝わり、とても嬉しく思います」と手ごたえと共に感謝を述べていた。
また日本では、10月3日から5都府県(東京・神奈川・愛知・大阪・沖縄)にて英語字幕版上映が行われる。(編集部・入倉功一)
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『スター・ウォーズ』シリーズの新作映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(2026年5月22日公開)の初となる特報映像が、22日にシリーズの公式YouTubeチャンネルで公開された。主人公マンダロリアンのアクションにグローグーのキュートな場面、さらに、シガーニー・ウィーヴァーが演じる新キャラクターも登場する。
【動画】『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』特報映像
本作は、ディズニープラスのドラマシリーズ「マンダロリアン」で活躍する、強いフォースを秘めた子供グローグーと、孤高の賞金稼ぎマンダロリアン(ペドロ・パスカル)の冒険を描く新作映画。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以来、シリーズでは約7年ぶりの劇場公開作品となり、『アイアンマン』などのジョン・ファブローが監督を務め、デイヴ・フィローニとともに脚本も手掛ける。
ADVERTISEMENT初公開された映像にほとんどセリフはないが、冒頭から、復活したマンダロリアンの宇宙船レイザー・クレストの勇姿が。マンダロリアンとAT-ATとの戦闘シーンや、泳ぐグローグーなど心踊る映像が展開する。
シガーニーが演じるキャラクターはどんな役割を果たすのか?さらに、シガーニーが演じる名前の明かされていないキャラクターや、4名のアンゼラ人、「マンダロリアン」シーズン3で実写デビューを果たしたゼブことガラゼブ・オレリオス、さらにジャバ・ザ・ハットの息子(声:ジェレミー・アレン・ホワイト)と思われるキャラクターも登場する。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』ビジュアル「マンダロリアン」シリーズは、エピソード6にあたる映画『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』における、銀河帝国の崩壊後を舞台にしたドラマシリーズ。ディズニープラスでシーズン3まで配信されているが、ファヴロー監督は、日本で開催された公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」のインタビュー内で、映画について「シリーズ未見だったり、(視聴済みのファンが)復習しなくても楽しめるように構成しています」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は2026年5月22日より日米同時公開
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目黒蓮(Snow Man)が、「週刊少年ジャンプ」連載の人気漫画を実写化する、映画『SAKAMOTO DAYS』に主演することが23日に発表され、ビジュアルと特報映像が公開された。約4時間の特殊メイクに挑み、推定体重140kgのふくよかなボディと本気モードで急激に痩せ細る、元殺し屋・坂本太郎の二面性を演じ分ける。メガホンを取るのは、『銀魂』シリーズ、『今日から俺は!!劇場版』『アンダーニンジャ』『斉木楠雄のΨ難』など数々の実写化作品を手掛けてきた福田雄一監督。独自のコメディセンスとアクションの融合で、坂本の日常と戦闘モードの非常感に満ちた二面性を描き出す。
【動画】痩せた坂本の目黒蓮!実写映画『SAKAMOTO DAYS』特報
全ての悪党が恐れる凄腕の殺し屋だった主人公・坂本太郎(目黒)は、ある日、コンビニで働く女性・葵に一目惚れをし、あっさり殺し屋を引退。結婚、娘の誕生を経て、ふくよかな体型になり「坂本商店」の店長となった彼のもとに、次々と悪党が迫り来る。原作は、世界累計発行部数1,500万部を突破(デジタル版を含む)する、鈴木祐斗の人気コミック。
ADVERTISEMENT目黒は「殺し屋を引退後、推定体重140kgのふくよかなボディになっても圧倒的な強さと包容力を備える坂本」と「本気モードになるとカロリーが大量消費され急激に痩せ細るスマートな坂本」を演じる。ふくよかな坂本を撮影する日も、毎日約4時間の特殊メイクで変貌を遂げて自ら演じた。
さらに、『シン・仮面ライダー』(2023)など数々のドラマや映画のアクションを手掛けるアクション監督・田渕景也の指導のもと、かつてない超人的なアクションシーンにも挑戦。「今までどちらかというと重ための作品に出演させていただくことが多く、演じる上で観てくださる方に“何か伝えたい”と誰かのために挑むことが多いのですが、今回この『SAKAMOTO DAYS』の出演は、自分のために出演したいと思いました。ここまでのアクションに挑戦したのは初めてで、新しい自分とこれまでにない自信に出会えました」と熱く語っている。
原作「SAKAMOTO DAYS」(C)鈴木祐斗/集英社福田監督は「松橋さん(プロデューサー)から突然「目黒蓮さんがやってくれるかもしれません! どうでしょう?」とLINEが来ました。「おいいいいい!!!」って叫びましたよ! そんな夢みたいなこと、現実に起こるのかよ! って。まさか目黒蓮くんが福田組に来てくれるなんて夢にも思ってないわけですから!」と目黒の主演に歓喜しながら「編集は終わっていて、CGも音楽も入ってないのに、全然劇場出しても大丈夫だねって言ってるくらい、ヤバ面白い映画になってます。来年のゴールデンウィークまで、しばしお待ちください!」と自信をのぞかせる。
ADVERTISEMENT新たに公開されたビジュアルは、殺し屋全盛期の坂本太郎にふんした目黒の姿がフィーチャーされ、ふくよかな体型になった姿との二面性が際立つ仕上がり。アクロバットなスタイリッシュアクションの一端が垣間見える映像に仕上がっている。キャスト・スタッフコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
目黒蓮(坂本太郎役)
今回、漫画やアニメとして多くの方に愛されている『SAKAMOTO DAYS』で主演を務めさせていただくことになり、本当に光栄です。 去年の月9の撮影中にこの作品のお話をいただきました。 今までどちらかというと重ための作品に出演させていただくことが多く、演じる上で観てくださる方に“何か伝えたい”と誰かのために挑むことが多いのですが、今回この『SAKAMOTO DAYS』の出演は、自分のために出演したいと思いました。 数年前に原作を読んだときに、「なんて面白くてかっこいいんだ、これが映画になったら誰が演じるんだろう、さすがに実写化は無理かー」と、読者として楽しんでいました。 その作品にまさか自分がオファーされるなんて思いもしなかったですし、本当に驚きました。 今回演じた坂本太郎は、かつて伝説の殺し屋として恐れられていたのに、今は家族を最優先にする穏やかな父親でそのギャップが最大の魅力で本当にかっこいいキャラクターだと思います。 ここまでのアクションに挑戦したのは初めてで、このお仕事をする上で今後自分の武器になるかもしれないと新しい自分とこれまでにない自信に出会えました。 誰にも負けないアクション俳優を目指したいとまで思いました笑 福田監督との初タッグは、僕がコメディをやれるのかイメージがあまり湧かずでしたが、ただ何度も何度も僕のことを考えた提案をしてくださり、人想いなあたたかい人だと感じました。 撮影が始まると、監督がスタッフや出演者を心から信頼していることに驚き、僕もすぐに信頼できました。 演者やスタッフの力を最大限に引き出すため、困難な状況でも諦めずに監督が謝りながらお願いし、最後は皆が「こだわってよかった」と涙するほどで、その姿勢に深く感銘を受けました。 原作の世界観とキャラクターの魅力を大切にしながら、自分なりの想いを込めて演じました。 読者の皆さん、ファンの皆さん、そしてこれからこの物語を知る方々の心にも届くよう、全力で挑みました! コメディとアクション、そして愛でいっぱいの物語なので、皆さんが笑ったりスッキリしたりあたたかい気持ちになったり、とにかく心から楽しんでもらえるのが魅力だと思います!
特に、これまでで一番多くのアクションに挑戦していますので皆さん、楽しみにしてて欲しいです!
福田雄一(脚本・監督)
連ドラを観る習慣のない僕が友人の村瀬がプロデューサーという理由だけでたまたま観たのが「海のはじまり」というドラマでした。そこで目黒蓮くんを初めて観ました。 なんだろう、この、ずっと観ていたい! と思う役者さんは! と思いました。 その衝撃はあまりに大きく、それを率直にXにポストしたところ、目黒くんのファンの皆さんから、たくさんの作品を勧めて頂きました。その日から目黒くんの作品をむさぼるように観て、勧めて頂いて何も感想を言わないのも失礼と思い、アホみたいに目黒蓮ラブをポストし続けました。笑笑。 その頃、ちょうどSAKAMOTO DAYSのキャスティングを開始しました。 僕が松橋プロデューサーにお願いした条件は「痩せた坂本、太った坂本、両方をやってくれて、痩せたら死ぬほどカッコいい役者さん」でした。松橋さんは言いました。「そんな人、いますかね?」と。「はい。僕も全くアテがありません」と答えました。当然のことながらキャスティングは難航し、時間だけが過ぎていきました。 そんなある日、松橋さんから突然「目黒蓮さんがやってくれるかもしれません! どうでしょう?」とLINEが来ました。 「おいいいいい!!!」って叫びましたよ! そんな夢みたいなこと、現実に起こるのかよ! って。 だって、アホみたいにラブポストをしてる時の僕はまさか目黒蓮くんが福田組に来てくれるなんて夢にも思ってないわけですから! うん。長いですよね。コメント。字数オーバーですよね。すみません。テンションが上がり過ぎました。 ちなみにクランクインしたその日に「俺、目黒蓮のためなら、命かけられるわ!」ってなったエピソードがあるんですけど、それはまたどこかでお話しします! 追伸。編集は終わっていて、CGも音楽も入ってないのに、全然劇場出しても大丈夫だねって、 言ってるくらい、ヤバ面白い映画になってます。
来年のゴールデンウィークまで、しばしお待ちください!
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映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で主演のトム・ホランドが着用する新スーツは、トビー・マグワイア&アンドリュー・ガーフィールドが演じた歴代実写スパイダーマンのスーツデザインにオマージュを捧げていると、トムがComplexに認めた。
【画像】歴代ピーター勢揃い!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』夢の3ショット
3人は、前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)で奇跡の共演を果たしており、トムふんする主人公ピーター・パーカーは、マルチバースからやってきた“ピーター2”(トビー)と“ピーター3”(アンドリュー)の協力を得て、凶悪なヴィラン軍団に勝利した。『ブランド・ニュー・デイ』は同作のその後の世界を描くとされており、世界中の人々の記憶から存在を消されたピーターが、“親愛なる隣人”として新たな一歩を踏み出す。
ADVERTISEMENTこれまでスターク・インダストリーズ製のハイテクスーツを着用していたピーターは、最新作ではスーツを新調することがすでに判明している。撮影開始にあわせて全世界公開されたフッテージ映像では、トビー版&アンドリュー版を彷彿させるデザインの新スーツが映っており、ファンの間では、彼らにリスペクトを捧げたものではないかと考察が白熱していた。
そしてこの度、トムは新スーツが先輩たちにオマージュを捧げたものだと公式で認めた。「みんなトビーやアンドリューのスーツへのオマージュに気づいてくれて本当に嬉しい」と切り出すと、「3作目(『ノー・ウェイ・ホーム』)は彼らへのリスペクトを示す作品でした。彼(ピーター)が“お兄ちゃんたち”を見て、彼らのスーツの細かい部分を“すごくカッコいい”と思っている。そして、自分自身のスーツを作り、もはや大きなチームの一員ではなくなった。そういうアイデアがとても気に入っています」と前作での出会いが、今作のスーツに反映されていることを明言した。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年夏に日本公開。撮影は8月からスタートしているが、現地時間9月19日にトムがスタントに失敗し、軽い脳震盪(のうしんとう)を起こしたことで、現在は一時休止中となっている。(編集部・倉本拓弥)
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高畑淳子と宇野祥平が、大泉洋主演のテレビ朝日系・連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(10月21日スタート、毎週火曜よる9:00~9:54)に、エスパー役で出演することが、23日に発表された。
綾野剛&星野源の自撮りがかわいすぎ!『ラストマイル』プレミア【画像】
『ラストマイル』(2024)の野木亜紀子による完全オリジナル脚本となる本作は、会社をクビになり、家族も貯金も失ったサラリーマン・文太(大泉)が、謎の会社「ノナマーレ」の最終面接に合格し、“ちょっとだけエスパー”として「世界を救う」仕事を任されるジャパニーズ・ヒーロードラマ。大泉のほか、宮崎あおい(※崎=たつさき)、ディーン・フジオカ、北村匠海が出演する。
ADVERTISEMENT高畑が演じるのは、文太と同じく“ちょっとだけ”の能力をもつ円寂(えんじゃく)。彼女は、念じるとほんのりものを温めることができる「レンチン系エスパー」だが、その出力は200W程度しかなく、お湯を沸かすにもちょっとぬるめ。これには高畑本人も「お湯が温まっていいことあります(笑)?」と思わず苦笑し「あまり役に立たない能力ですが、それがミソだと思います」と語る。
そして、『ラストマイル』で無理を強いられる下請け業者を演じ、その悲哀と活躍で話題を呼んだ宇野が、再び野木の脚本作品に参加。相棒の柴犬・佐助をはじめ、大好きな動物に囲まれてくらすエスパー・半蔵を演じる。
半蔵は、ちょっとだけ動物と話せる「アニマルお願い系エスパー」なのだが、いかんせん“ちょっとだけ”の能力のため、あまり言うことを聞いてもらえない。宇野自身も、佐助とのコンビネーションについても「賢くて、かわいいんですが、今のところは劇中と同じで…あまり僕の言うことは聞いてくれません(笑)」と苦笑。野木脚本への信頼は絶大で「『新しいヒーローものを作る!』という思いが伝わって、僕もヒーローものが好きなのでうれしかった」「再び野木さんの脚本作に参加できることを大変うれしく思いました」と出演の喜びを語っている。
ADVERTISEMENT本作のキャストは火曜日に順次発表されており、次週30日には、文太らをエスパーにした張本人である「ノナマーレ」の社長が明かされる。大泉は「『イケメン俳優を挙げてください』と言われたら、やっぱりこの方の名前が挙がってくるんじゃないでしょうか。でも、キレイな顔をしているけれど、非常に愉快な男ですよ。そして、意外とツッコミ体質なんです。だから彼の前でボケたり、イジッてあげると光ります(笑)」とキャストのヒントをあげている。(編集部・入倉功一)
高畑淳子(円寂・役)コメント
ーー本作に出演が決まった時のお気持ちと、台本を読まれた感想をお聞かせください
私、大泉洋さんが大好きなんです。宮崎あおいさんも「篤姫」以来久々ですし、好きな俳優さんばかりが出られるので、お話をいただいて本当にうれしかったです。 そして、ヒットメーカーでいらっしゃる野木さんの噂もかねがね伺っておりました。さすが台本が面白い! 演じるということを置いておいても「早く次が読みたい!」となる、読み物としても本当に楽しい脚本です。野木さんとご一緒するのは初めてなんですが、「すごいことに挑戦するんだな」と思いました。
ADVERTISEMENTーー《念じるとほんのりあったかくなるレンチン系エスパー》円寂というキャラクターの印象は?
まだ言えないことも多いのですが、円寂さんにも過去に何かあったんだろうな…という片鱗を感じられると思います。芝居に関してはほぼ自分のまま、ワーキャーしながら楽しんでいる状況です。エスパーに関しては…お湯が温まっていいことあります(笑)? 「ハッ!」と念じるんですが“コンロにかけりゃいいじゃない!”というぐらいのもんです(笑)。あまり役に立たない能力ですが、それがミソだと思います。
ーー撮影現場の雰囲気はいかがですか?
大泉さんのお人柄もあって、芝居の現場だということをすっかり忘れてしまうくらい(笑)、和気あいあいとしています。たこ焼きを焼いたときには「あとで食べようね」とか、本当に居心地が良くて楽しいです。
ーー《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなみ、高畑さんにとってヒーローといえる存在は?
昔から卓越した運動能力のある人が私にとってもヒーローでした。ジャイアント馬場さん、長嶋茂雄さん、力道山さん、裸足で走ったアベベ・ビキラさん。そして水泳が強かった時の400m個人自由型の古橋廣之進さんとか…古くてあまりわからないかな(笑)? あと、卓越した能力以外に、“誰かを救う”ヒーローという意味では、鉄腕アトムですね!
ADVERTISEMENTーーもしエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?
見たら全部のセリフを瞬時に覚えられて、パッとそのページが出てくる能力がほしいです。私、人の顔もすぐに忘れてしまうんですよ。だから見たものを脳に写真として取り込める力があったらいいですね。
ーー最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
タイトルもちょっと不思議で、あまり聞いたことのないドラマになるかもしれません。最初はちょっと違和感があるかもしれませんが、絶対やみつきになります。皆さん、10月にお会いしましょう!
宇野祥平(半蔵・役)コメント
ーー本作に出演が決まった時のお気持ちと、台本を読まれた感想をお聞かせください
プロデューサーの貴島さんからいただいた企画書を読んだときに、大泉さん主演の“新しいヒーローものを作る!”という思いがすごく伝わってきたんです。僕もヒーローものが好きなので、うれしかったですし、久しぶりに大泉さんとご一緒出来る事が、とても楽しみでした。 そして野木亜紀子さんが、SFヒーロードラマの脚本を書かれると聞いて、“いちファン”として只々観たいと思いましたし、再び野木さんの脚本作に参加できることを大変うれしく思いました。
笑いの裏にある表裏一体の、何か、を考え続けてしまう素晴らしい脚本です。
ADVERTISEMENTーー《アニマルお願い系エスパー》半蔵というキャラクターの印象は?
まだ言えないことばかりなのですが、僕自身動物と話せたらいいのにと思ったことがあります。 岩波少年文庫の「ドリトル先生シリーズ」が好きなので、自分が演じる半蔵がちょっとだけ動物と話せるのがうれしいです。相棒の柴犬・佐助は本当に賢くて、かわいくて、おとなしくて、素晴らしいです!
でも今のところは劇中と同じで…あまり僕の言うことは聞いてくれません(笑)。
ーー撮影現場の雰囲気はいかがですか?
大泉さんを中心に宮崎さん、ディーンさん、高畑さんはじめ共演者の皆さんや監督、スタッフの皆さんがとても明るく、いいチームなので、楽しい雰囲気の中で撮影が進んでいます。
ーー《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなみ、宇野さんにとってヒーローといえる存在は?
パッと頭に浮かぶのは、勝新太郎さんの『座頭市』です。 特に好きなのはテレビ版の勝新太郎さんが監督もされた『二人座頭市』という回です。
ーーもしエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?
やっぱり半蔵と同じように動物と話せたらいいですね。色々聞いてみたいことが沢山あります。
ーー最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
話せないことばかりですが、個人的には作品を観る時は予備知識がない状態で観ることが好きなんですが、この「ちょっとだけエスパー」はまさに予備知識なく観てもらうのが理想かもしれません。想像もつかない物語が待っています。ぜひ期待していてください。
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映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の撮影中に軽度の脳震盪(のうしんとう)を起こし、病院に搬送された俳優トム・ホランドが、週明けにも復帰することが明らかになった。一時休止中の撮影が、現地時間9月29日(月)に再開されるとDeadlineが報じた。
【画像】大胆…MJ役ゼンデイヤ、ジャケットの下に何も着用せずプレミア登場
イギリスで撮影中のトムは現地時間19日、スタントに失敗し、転倒の際に頭を打ち脳震盪を起こしたという。病院で検査を受けたトムは、万全を期すため療養に専念しており、大事には至らなかった。
ADVERTISEMENT今回の事故で、他のキャストやスタッフに怪我はなかったという。Varietyの関係者は、2026年7月31日の全米公開日にも影響はないと伝えている。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、トムがスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じる映画シリーズの第4弾。“親愛なる隣人”として新たな人生を歩み始めたピーターが、ストリートレベルの犯罪に立ち向かう。監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ジャッキー・チェンのスタントチームがアクションを手掛けている。(編集部・倉本拓弥)
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