各国の合意同じである必要ない=自動車低関税枠で赤沢再生相
5月13日、 赤沢亮正経済再生相(写真)は閣議後会見で、米英が合意した自動車の低関税枠を日米交渉で議論する可能性について「各国の合意が同じである必要はない」として否定的見解を示した。都内で4月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 13日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は13日の閣議後会見で、米英が合意した自動車の低関税枠を日米交渉で議論する可能性について「各国の合意が同じである必要はない」として否定的見解を示した。
低関税枠の設定についてはグラス駐日米大使も日本に導入の可能性があると国内メディアに話しており、赤沢再生相は「承知している」と述べた。その上で「米国と交渉している各国の立場はさまざまで合意内容は同じである必要はない」と指摘。「自動車・同部品・鉄鋼・アルミなど一連の関税見直しを求める日本の立場に変更はない」と語った。
米中合意については「その影響を十分精査し、適切に対応したい」と述べるにとどめた。米国が英国・中国と相次いで合意し、対日交渉の優先順位が下がる可能性に関しては「各国立場が異なり、米国との合意のスケジュールが違うのは当然」と静観する姿勢を示した。
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