フェルスタッペン、ニュルブルクリンク耐久でGT3レースデビュー即優勝。F1イタリアGPから怒涛の3連勝(オートスポーツweb)

 レッドブルF1のエースであるマックス・フェルスタッペンが、ドイツはニュルブルクリンク北コースでのGT3デビュー戦で総合優勝を果たした。 【写真】フェルスタッペンがニュルブルクリンク北コースでドライブした31号車フェラーリ296 GT3(エミル・フレイ・レーシング) ■スタート直後に2台をオーバーテイク  4度のF1ワールドチャンピオンは、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのゴールドカップ・ポイントリーダーであるクリス・ルルハムとともに31号車フェラーリ296 GT3をドライブ。9月26日に開催されたNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第9戦『第57回ADACバルバロッサプライズ』で圧勝してみせた。  2週間前のNLS第7戦で、ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)でのGT3レースエントリーに必要な専用ライセンス“Aパーミット”を取得したばかりのフェルスタッペンは、先々週の『第65回ADAC ASACカップ』でもライオンスピードGPでペアを組んだルルハムとふたたびチームを組み、今回はエミル・フレイ・レーシングからエントリー。これが自身初のGT3レースとなった。  フェルスタッペンは3番グリッドから4時間制のレーススタートしたが、直後の1コーナーですぐにトップに浮上。そこからは“ルーキー”離れしたスピードを武器に、2番手となった6号車フォード・マスタングGT3(ハウプト・レーシング・チーム)に1分10秒以上の差をつけ、ダブルスティントのオープニングを飾った。  その後、最初のスティントで稼いだギャップを維持した27歳のオランダ人ドライバーは、レースの折り返し地点を過ぎた2回目のピットストップで、フェルスタッペン・ドットコムがスポンサーを務めるフェラーリをルルハムに託す。  レースの後半戦を任されたルルハムは最後のピットストップの直後、“コード60(事故対応などでコースの一部で速度を60km/hに制限するシステム)”のタイミングが影響したと思われるタイムロスで貯金を減らすこととなったが、最後はヤン・マーデンボローらがドライブした9号車フォード・マスタングGT3(ハウプト・レーシング・チーム)を24秒496の差で下し、表彰台の中央に立った。  なお、マーデンボローにとって今回のレースは、2015年に観客1名が死亡する事故に遭って以来、ノルドシュライフェでのGT3復帰戦だった。  2台のマスタングGT3が最後のピットストップ後に順位を入れ替えた結果、フランク・スティップラーとヴァンサン・コルブの6号車が3位となり表彰台の最後のステップを獲得している。一方、SP9プロクラスのもうひとつのエントリーである54号車ポルシェ911 GT3 R(ダイナミックGT)は、スタートに失敗したあとにレースに戻ったものの、最終的には9周遅れとなった。  総合ポールポジションを獲得した34号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(ウォーケンホルスト・モータースポーツ)は、22号車アウディR8 LMS GT3エボII(マックス・クルーゼ・レーシング)に続き総合5位でチェッカーを受け、SP9プロ・アマクラスのウイナーとなっている。  注目すべきは、フリカデッリ・レーシングのオーナー兼ドライバーであるクラウス・アベレンが、21号車フェラーリ296 GT3をひとりでドライブし総合13位でフィニッシュしたことだ。これが65歳の彼にとってノルドシュライフェでの最後のレースとなった。 https://twitter.com/FerrariRaces/status/1971841352586469569 [オートスポーツweb 2025年09月28日]

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