FC東京80分同点被弾めぐって紛糾…猛抗議もオフサイド&ハンドなし、勢いづいた浦和が後半AT逆転で劇的勝利

浦和が劇的勝利

[5.17 J1第17節 浦和 3-2 FC東京 埼スタ]

 J1リーグは17日、各地で第17節を開催した。浦和レッズFC東京は3-2で浦和が勝利。浦和の2点目を巡っておよそ7分間のVARチェックが行われ、騒然とする場面もみられた。

 FC東京は前半7分、MF俵積田晃太が左サイドから中央へ差し込んだパスをMF遠藤渓太が収めると、ペナルティエリア内でMF安居海渡のファウルを誘ってPKを獲得。このチャンスをFWマルセロ・ヒアンが決めて先制に成功した。ヒアンは3試合連続ゴールとなった。

 対する浦和は前半28分、MF大久保智明がロングボールで右サイドを抜け出し、ゴール前に走り込むMF松尾佑介にパスを出す。これは相手の戻りに阻まれたが、こぼれ球にMFマテウス・サヴィオが反応。ゴール前からシュートを放ったが、枠の上に外れた。

 それでも浦和は前半32分、MF松尾佑介のクロスに大久保が飛び込んで合わせると、クロスバーに当たってこぼれたボールにDF石原広教が反応。強烈なシュートでニア上を撃ち抜いて試合を振り出しに戻した。石原はこれが今季初ゴールになった。

 FC東京は1-1で折り返したハーフタイム明け、後半キックオフの直前でMF橋本拳人がベンチと話し合う中で交代の準備を進めたが、手続きが間に合わなかったのか前半の11人のままで後半キックオフを迎えた。しかし開始3分で橋本を退げてMF小泉慶を投入することに。アクシデントで交代回数を1回使うことになった。

 そうした中で後半4分、MF佐藤恵允のパスをヒアンがペナルティエリア内で収めて豪快に右足を振ったが、GK西川周作の好セーブに阻まれた。西川は今月6日のリーグ戦で負傷交代を強いられたが、2試合ぶりに先発に戻っている。浦和は同10分、石原のピンポイントクロスをサヴィオが頭で叩きつけたが、GK波多野豪の正面に飛んだ。

 後半17分には再びFC東京にアクシデント。ヒアンがピッチに座り込んで負傷交代となり、MF安斎颯馬を送り込むことになった。それでも安斎が大仕事をやってのけた。後半23分、佐藤からのパスをペナルティエリア内左で受けると、細かいステップで相手と駆け引きしてゴール前にパス。これを遠藤がダイレクトで合わせると、ボールはDFダニーロ・ボザに当たりながらゴールに吸い込まれた。

 ところが浦和は後半35分、MF金子拓郎のクロスにボザが反応してゴールネットを揺らした。ボザが大きく喜びを示す中、映像ではボザの後方にいたMF松本泰志に当たってゴールに入っていたように見え、ボザがボールに触れていた場合、最後に押し込んだ松本はオフサイドポジション。それでもVARチェックが完了し、オフサイドなしと示された。

CKのクリアを繋いで

体で押し込んだのは #松本泰志

※長いVARチェックの結果ゴールが認められる明治安田J1第17節 浦和×FC東京

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