(朝)米国市場は主要3指数が揃って上昇 ハイテク株を中心に底堅い値動き
NYダウ: 49,662.66 △129.47 (2/18) NASDAQ: 22,753.64 △175.25 (2/18)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って続伸となりました。投資家心理の改善から、ハイテク株に資金流入が見られたほか、金融など幅広いセクターが買われたことで、各指数は底堅い推移となりました。 ダウ平均は小幅高となる49,571ドルで取引を開始すると、寄付き直後は下落する場面が見られました。もっとも、早々に反転し、前半から中ごろにかけては300ドルほど高い49,800ドル近辺で推移しました。後半にかけて上げ幅を縮小したものの、最終的には129ドル高の49,662ドルで3日続伸となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は175ポイント高の22,753ポイントで続伸、S&P500株価指数は38ポイント高の6,881ポイントで3日続伸となりました。
2.経済指標等
1月の米鉱工業生産指数は前月比0.7%増と市場予想(同0.4%増)を上回りました。前回結果(同0.2%増)も上回っています。また、2025年12月の耐久財受注は前月比1.4%減と市場予想(同1.7%減)で見込まれていたほどの減少となりませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。エネルギーが2.0%高でセクターの上昇率トップとなりました。一般消費財・サービスと情報技術が1.0%高となった一方で、公益事業が1.7%安と大きく下げました。また、不動産が1.5%安、生活必需品が0.5%安なりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中19銘柄が上昇しました。ゴールドマン・サックス[GS]とセールスフォース[CRM]が1.9%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。また、シェブロン[CVX]とアマゾン・ドットコム[AMZN]が1.8%高となりました。一方で、11銘柄が下落し、中でもボーイング[BA]とスリーエム[MMM]が2.1%安となりました。また、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が1.8%安、ウォルマート[WMT]とプロクター・アンド・ギャンブル[PG]、キャタピラー[CAT]が1.7%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、アナログ・デバイシズ[ADI]は第1四半期の売上高及び利益が市場予想を上回ったことから2.6%高となりました。パランティア・テクノロジーズ[PLTR]がアナリストの投資判断引き上げが材料視され1.8%高、モデルナ[MRNA]は米食品医薬品局(FDA)が新型インフルエンザ向けワクチンの審査申請を受理したと伝わり、6.1%高となりました。サイバーセキュリティのパロ・アルト・ネットワークス[PANW]は堅調な決算を発表したものの、メモリ価格の高騰などから先行きの収益性が悪化する見通しを示したことが嫌気され、6.8%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.02%高い4.08%となりました。19日朝のドル円は154円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数が揃って上昇となりました。エヌビディア[NVDA]を筆頭に半導体、ハイテク関連が堅調であったことから、本日の日経平均は上昇してのスタートが見込まれます。もっとも、57,500円を上回る水準では利益確定の売りが出やすいと考えられます。日中の材料としては財務省が20年利付国債の入札を実施するほか、2025年12月の機械受注統計の発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)