ウクライナ大統領、和平交渉は「現在の前線」から開始すべき
8月17日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争について、現在の前線を和平交渉の基礎とするべきだという考えを示した。ロンドンで14日撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)
[キーウ(キエフ) 17日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ロシアとの戦争について、現在の前線を和平交渉の基礎とするべきだという考えを示した。
「われわれは真の交渉を必要としている。それは現在の前線から始めることができるという意味だ」と述べ、欧州諸国の首脳もこれを支持していると指摘した。
ゼレンスキー氏はこの日、欧州首脳とオンライン会合を開いた。18日には米ワシントンでトランプ大統領と会談する予定で、一部の欧州首脳も同席する。
トランプ氏は15日、米アラスカ州でロシアのプーチン大統領と会談した。
ゼレンスキーはまず停戦を確立した上で、最終的な合意を交渉する必要があるという立場を繰り返した。
「ワシントンがわれわれと共にあることが重要だ」と述べた。
また、ウクライナはプーチン氏がトランプ氏との会談で示した要求をまだ全て把握していないとし、検討には長い時間がかかり、「武器の圧力」の下では不可能だと指摘した。
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