値段そのままで中身マシマシ。iPhone 17eはスマホの正統進化形
発表を聞いた瞬間から当たり端末だとは思いました。なんといっても、このご時世に、去年のモデルiPhone 16eから価格が据え置きなんですから! 日本価格も据え置きなんですから!
その上で、iPhone 16eになかった、かつあったらいいなと思っていたポイントを、全方位的にもりもりアップデート。スペック表を見ただけでもお買い得感がありましたが、実機を触ってそれは確信へ!
以下、米Gizmodo編集部によるiPhone 17e実機レビューです。
去年、Apple(アップル)がiPhone 16eを600ドル(日本では9万9800円から)で発表したとき、もうちょっとあれがこれならな…と思うところがいくつかありました。あれから1年。去年と同じ価格で、より機能を上乗せして登場したのがiPhone 17e。
正直、MagSafe対応しましたー!でお茶を濁すという作戦もあったと思います。が、容量2倍(256GB)スタートで、チップもA19にアプグレ、5G接続のモデムはC1Xチップ、ディスプレイには耐擦傷性能の高いCeramic Shield 2を採用。
なんというてんこ盛りアップデート! これを聞いて「で? それだけ? ほかには?」と思っちゃう人は、そもそもiPhone 17eのターゲットではないでしょう。iPhone eシリーズはエントリーモデル、最高峰ではなく価格を抑えつつ、現代スペックのスマホを入手するための存在ですから。
シンプルでいい、シンプルがいい
Image: Adriano Contreras / Gizmodo US見た目はiPhone 16eとほぼ同じ。アルミフレームで、シングルリアカメラで、背面ガラスはマット味あり。
6.1インチのサイズも、Super Retina XDR(OLED)のタイプも、60Hzのリフレッシュレートも同じディスプレイ。アクションボタンも、ダイナミックアイランドなしの画面ノッチも同じ。
iPhone 16eで感じた潔いほどのシンプルさは、iPhone 17eにそのまま引き継がれていますが、これでよし。これが正解です。カラバリにソフトピンクを追加したのも正解です。
Image: Adriano Contreras / Gizmodo USちょっとガジェットに詳しい人だと「リフレッシュレートまだ60Hzなの? Androidなら同じ価格帯で120Hzいけてるでしょ」って言うでしょうね。
が、実際使ってみるとそうでもない。約1週間のレビュー期間でしたが、いつも使っているiPhone 16 Pro120HzのProMotionディスプレイが恋しくなることはなし。人間の目って、脳って、結構すぐ慣れてくれるんですよ?
あと、Dolby Atmos&空間オーディオ対応のステレオスピーカーがいい。iPhone Airでその存在がなくなって初めて気づきましたが、ステレオスピーカーっていいですねぇ。
MagSafe対応は大正解
Image: Adriano Contreras / Gizmodo USiPhone 16eはワイヤレス充電可能ですが、MagSafeは非対応でした。iPhone 17eでMagSafe対応になったのですが、つまりこれ、磁石ぺったんこできるようになったということ。
2020年にiPhone 12で導入されたMagSafeですが、今やカードウォレットから三脚まで多くのMagSafe対応スマホアクセサリーが登場しています。MagSafe対応で、使えるスマホアクセサリーが増えるのは日常使いにうれしい!
Image: Adriano Contreras / Gizmodo USそもそもMagSafeは、ワイヤレス充電のコイルの位置を磁力でピタッと重ねるのが狙い。ゆえに、ワイヤレス充電したつもりができてなかったMagSafe非対応あるあるとさよならできます。
僕は猫を2匹飼っているのですが、この暮らしでは大袈裟じゃなくてMagSafeは必要不可欠なんです。MagSafeまたはQi2規格のワイヤレス充電器なら最大15W充電が可能(ただしアダプタは20W以上のアダプタが必要だし、アダプタ同梱されてないけど)。
処理速度アップ
Image: Adriano Contreras / Gizmodo US性能に関しては、エントリーモデルなので特筆して言うことはなし。ただ、搭載チップが最新のA19なので、当然性能はよし。ただし、iPhone 17のA19チップとは少し仕様が異なります(後述します)。
iPhone 17eでベンチマークしましたが、Geekbench 6のスコアはシングルコアで3,271ポイント。同じく今年のエントリーモデルでライバルとなるTensor G4チップ搭載のPixel 10aは、スコア1,516ポイントなので、iPhone 17eの方が115%速いことに! マルチコアだと点差は広がり、iPhone 17eが8,404ポイント、Pixel 10aは2,197ポイントで、iPhone 17eの方が282%速い!
iOS 26の動きもスムーズ(Liquid Glassのデザインには未だにイライラしてますけど)。ウェブ観覧や動画視聴、SNSのスクロールやメッセのやりとりなど、一般的な作業において文句なし。パフォーマンスに不満は一切感じませんでした。
iPhone 17のA19チップとはちょっと違うと前述しましたが、これiPhone 17eのチップはGPUコアが1つ少ないんです。それでも僕の必須3Dモバイルゲームである『アスファルト:Legends』のプレイには影響なし。3Dゲームプレイ時や、CapCutで4K動画の編集など、GPU負荷の高い作業をしていると、iPhone 17eの方が端末が熱くなりやすいのは感じました。
残念なのは、Apple Intelligenceの写真編集機能クリーンアップの画質がいまいちなのが変わらないこと。処理速度アップより、画質アップしてほしいところですけどね。
モデムチップC1Xの5G接続は技術テストはできなかったものの、体感は問題なし。ニューヨークの街でT-Mobileユーザー、常に安定した電波を得られました。
カメラは物足りなさも
Image: Adriano Contreras / Gizmodo USiPhone 17eのカメラは想定通り。iPhone 16eと同じだしね。リアが48MPのFusionカメラシステムに、フロントは12MPカメラ。リアはシングルカメラですが、光学ワイドと光学2倍の望遠ズームという2タイプレンズが“フュージョン”されています。
iPhne 17/ 17 Proと比較すると、当然画質は劣ります。でも、それもiPhone 17eとしては許容範囲内の見劣りかと。
個人的にはオートフォーカスがもっと速いとうれしいかな。うちの猫が動き回るので、ブレます。これも個人的な好みですが、iPhone 17eのクロースアップショット好きかも。暗所撮影が多い人は高位機種の方がおすすめです。
Image: Adriano Contreras / Gizmodo USAppleいわく、iPhone 17eでは、ポートレートモードの被写体と背景の切り離しが進化したとのことですが、どうでしょう。以下、上がiPhone 17eで撮影、下がiPhone 16eで撮影。どれほど違いを感じます?
iPhone 17eで撮影Image: Raymond Wong/ Gizmodo USiPhone 16eで撮影Image: Raymond Wong/ Gizmodo USiPhone 17eのカメラも悪くありませんが、カメラばりばり使う人は物足りなさを感じるかも。僕も、iPhone 17/ 17 Proで使えるリア&フロントカメラで撮影するデュアルキャプチャ機能や、手ブレ補正のアクションモード、撮影前にカメラ画面からトーンなどを調整できるフォトグラフスタイル機能が恋しくなりました。
文末に僕が撮影した画像を、サンプルとしていくつか置いておきますね。
お値段据え置きなら納得
前モデルから価格据え置きスペックアップ。iPhone 16eで物足りなかったすべてを補ったスマホ、それがiPhone 17e。「今年最もアップグレードした端末アワード」があるなら、iPhone 17eは間違いなくノミネートされます。iPhone 16eでの消費者の声はAppleにしっかり届いていました。
最新かつ最高位機種は必要ない学生、シニア層、または数モデル前のiPhoneからの乗り換えなら、十分すぎるほどの端末です。昨年のiPhone 16eは大声でオススメするまではなかったのですが、今年はのiPhone 17eは声を大にして周りの人にオススメします。特に何もかもが値上がりする昨今、価格据え置きでスペックアップ、こんなうれしいことはありませんから!
いいところ:容量オプションが2倍スタート、A19チップの性能、MadSafe対応、前面Ceramic Shield 2
残念なところ:リアカメラはまだ1つ、フォトグラフスタイル機能・デュアルキャプチャ機能・アクションモードなし