ピレリ、日本の氷雪環境に対応した新スタッドレスタイヤ「アイス・ゼロ・2」
ピレリジャパンは7月1日、新スタッドレスタイヤ「ICE ZERO ASIMMETRICO 2(アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2)」を発売した。サイズ展開は16インチ~21インチの全48サイズで順次発売される。価格はオープンプライス。
新製品のICE ZERO ASIMMETRICO 2は、コンパクトカーからセダン、ミニバン、SUVまで幅広い車種に対応する高性能ウインタータイヤ。氷上、雪上、ウェットといった日本の冬季の厳しい路面条件下でも、安全性、コントロール性、そして走る楽しさを求めるドライバーの要求に応える製品となる。
前モデル「ICE ZERO ASIMMETRICO」は、人工知能と独自のアルゴリズムを組み合わせたピレリのバーチャルR&D技術を用いて開発した製品で、凍結路面や積雪路面からウェット路面まで、あらゆる過酷な冬の路面状況において、高い安全性と優れたコントロール性能を実現していた。
新製品のアイス・ゼロ・アシンメトリコ 2は、前モデルから氷上性能を大幅に進化させ、ブレーキングおよびハンドリング性能を大きく向上させることで、氷上での安定性と操作性を一段と高めた製品。特にブレーキング性能は、厳格な氷上性能基準を満たす「アイス・グリップ・シンボル認証」を取得しており、前モデルと比較して、氷路面でのブレーキング性能は4.5%、氷路面でのコーナリング性能は6%向上している。
さらに、新形状の「3Dサイプジオメトリー」を採用することで、トレッドブロック剛性を向上させ、氷上およびウェット路面の双方においてトレッド面の路面への高い密着性(接地性)を両立。加えて、主溝の数を4本に増やすことで大幅に排水性を高め、深い水たまりのある路面でも高い耐ハイドロプレーニング性能を実現するとともに、均等分圧によって氷上性能も向上させた。冬季のウェット路面でも高いグリップ力を発揮し、制動性能は、前モデルと比較して6%向上させるなど、安全性が高く安心感のある走行を実現した。
また、サイプ効率の向上によりトップレベルの雪上性能を発揮しつつ、雪道での確かなトラクション性能を確保。3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)認証を取得し、日本国内での販売に必要な要件を満たすとともに、信頼性の高いウインター性能を提供するという。
新製品アイス・ゼロ・アシンメトリコ 2は、厳しいアイス環境下でも、安定したブレーキング性能と高い安全性をさらに長く提供するために3つのアプローチを採用している。
摩耗が進んだ状態でも性能低下を最小限に抑え、ウインタータイヤライフの終盤に至るまで安定した氷上性能と安心感のあるドライビングを実現するために、トレッドデザインを一新。接地面内のサイプを履き替え時まで多く維持することで、冬のさまざまな路面状況でもドライバーに一貫したパフォーマンスを提供するとしている。
また、前モデルと比較して、使用開始時から寿命終了時(冬タイヤとしての使用限度となる50%摩耗)までのトレッドの摩耗による変化を軽減させており、長期にわたりトレッドの形状と性能を維持し、フットプリント内のサイプ維持を前モデルよりも11%向上させた。
シリカ系化合物と親和性の高い新開発のバイオ由来オイルを配合することで、極低温環境でも高い柔軟性を維持するとともに、長期にわたってその柔軟性を維持する先進的なコンパウンドを採用。低温下でも硬化を抑えることで路面への追従性を高め、氷雪路はもちろん過酷な冬季コンディションでも優れたグリップ性能を持続的に発揮する。
新コンパウンドに加えて、下層部により剛性の高いコンパウンドを配置し、2層式の構造とすることで、新品時から摩耗末期までトレッドの剛性を維持。さまざまな路面状況下でのハンドリング性能を向上したほか、耐久性と性能持続性を両立させたことで、長期にわたってウインター性能を求めるドライバーに、新たな選択肢を付与する。
トレッドブロック配置と溝位相の最適化により、ノイズの発生を抑制し、静粛性を向上。快適な走行性能を実現した。