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「月収1000万円なんて普通に稼げる」プルデンシャル社員が豪語、給与明細に「気持ちがグラッと揺さぶられました」精鋭ライフプランナーの“勧誘”実態〉から続く

 100人以上の社員らが、顧客から巨額の金銭を着服していたことが発覚したプルデンシャル生命保険。1月23日に行われた記者会見で、間原寛社長は「被害にあわれたお客様に多大なる不安とご迷惑をおかけしていることをお詫びします」などと謝罪した。

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間原寛社長 ©︎文藝春秋

 ところが――。経済部デスクが語る。

「会見が行われた日は衆議院の解散に加え、日銀総裁の記者会見もあった。プルデンシャルは、自分たちの会見の扱いができるだけニュースで小さくなるよう日程調整したのでしょう。しかも、会見場で質問ができるのは日銀記者クラブ加盟社と“日頃付き合いのある経済誌”のみに限定されていた。最後の最後で、なし崩し的にフリーランスや雑誌の記者にも質問が認められましたが、その対応は不誠実極まりないものに見えました」

社員107人が総額31億円を不適切に受領していた

 会見には間原社長だけでなく、プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパンのブラッドフォード・オー・ハーン社長らも出席。独立した第三者の専門家でつくる「補償委員会」をたちあげる旨などが述べられた。その上で、

「金銭に関する不正は1991年から2025年にかけて、社員ら107人が500人を超える顧客から、総額31億円を不適切に受領していたことを改めて説明しました」(同前)

 では、こうした不正はどのような手口で行われてきたのか。「週刊文春」は複数人の“被害者”と接触。その巧妙なやり口を紹介する。

「愛人の家賃を払っている」と自慢され…

 最初の被害者Aさんは、居酒屋でたまたまライフプランナーのXと知り合い意気投合し、保険に加入した。

「Xはいつも羽振りがよく、飲食店で他の客の分まで支払ったりするような奴でした。また、結婚しているにもかかわらず、『愛人の家賃を払っている』と自慢するように話していたことも覚えています」(Aさん)

 だが、Xのそうした華美な生活は“虚飾”にまみれていたようだ。

「知り合ってから半年程たった頃、Xから『離婚調停の費用でカネがいる』と相談され、『絶対に返す』と言うので総額にして123万円を貸してしまったんです。プルデンシャルという会社の肩書きや、羽振りの良い生活ぶりを見て信用してしまった」(同前)

 Xは「弁護士を通じて返す」等と言っていたが、

「実際には弁護士はそうした業務を代行しておらず、虚偽の説明をされていました。さらに、Xは私以外の顧客とも同様の金銭トラブルを起こしていたことが分かりました」(同前)

 結局、Xはこの問題が会社に発覚する前に、自主退職という形でプルデンシャルを去っていった。

「プルデンシャルにこの問題を報告しましたが、『個人的な貸し借り』と一蹴され、一時金などの支払いも一切ありませんでした。やり取りはすべて電話と書面のみ。そんな会社の不誠実な対応に腹が立ち、契約していた生命保険はすべて解約しました」(同前) 

 Aさんは訴訟を検討したが、手間がかかるため今のところ実行には移していないという。

 続いて登場するのはBさんだ。

 ◇◇◇

「年間360万円の規格外契約」「不誠実な会社の対応「《担当者は自殺した」……更に明らかになったプルデンシャル生命の悪質な手口とは? この記事の全文は「週刊文春 電子版」で読むことができる。

◇◇◇

「週刊文春」では、今回の事件について情報を募っています。文春リークスまで情報をお寄せください。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

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