Pixel Watch 4触ってきた! あらゆる面で“いいアプデ”がされている

Image: Adriano Contreras / Gizmodo US

Googleの新プロダクト発表会Made by Googleでリリースされた、スマートウォッチ新モデルPixel Watch 4。発表会現地の米Gizmodoが、実機を触ってきました。

ドームディスプレイとバッテリーに注目!

昨年リリースされたPixel Watch 3から、全方位的にアップデートされたPixel Watch 4。Watch 3同様に、41mmと45mmの2つの盤面サイズが用意されています。

外観で大きく変わったのはディスプレイ、ドーム型になりました。これ、実物を見ると「目の錯覚かな?」と思っちゃう。錯覚ではなくリアルにドーム型で、そのツルっとまるっとぷっくりとした形は、高級時計にも匹敵する美しさ。ドーム型なことで、盤面に表示されるコンテンツが飛び出すような、広がるような印象をうけます。Pixel Watchはベゼルがでかい!と言われてきましたが、そのベゼルも16%スリム化。表示エリアが大きくなったことも合わせて、Wear OS 6との表示相性もいいと感じました。ディスプレイは輝度もUP。前モデルの2,000nitsから3,000nitsへ、屋外でも見やすくなります。

Image: Adriano Contreras / Gizmodo US

もう1つ大きなアプデと言えるのが、ガジェットの命であるバッテリー。ディスプレイが常にONモードで最大30時間(41mm)・40時間(45mm)。バッテリーセーブモードなら、最大48時間(41mm)・72時間(45mm)。これ、45mmサイズでは、Watch 3のバッテリーもちの2倍近いんです。41mmも6時間ほどプラス、日中お出かけ分が1日分伸びたと言っていいかと。また、充電速度もUPして、0%から50%までの充電はたったの15分ほど。

Pixel Watch 4に搭載されているチップは、Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2。ハプティックが15%強くなったそうですが、一瞬だけ展示会場でPixel Watch 4を触っただけでも、振動反応がよくなったことを感じられました

AI機能強化:Gemini発動は手を挙げるだけ

Image: Adriano Contreras / Gizmodo US

機能面で最も特筆すべきは、「OK Google」って言わなくてよくなったこと。Pixel Watch 4をつけている手を上げたら、会話スタートOKです。Watch 4から使えるAI機能は、スマートリプライ。ユーザーの過去の会話を元にした、そのユーザーのためのカスタマイズ返信をAIが生成してくれます。今までの自動リプライよりも「私らしい」のがメリット。

ワークアウトや日々の体温、月経周期・睡眠・ストレストラッキングなど、ヘルス系機能は機能自体に大きな変化はないものの、センサーの精度があがり、各種トラッキングがより正確になりました。睡眠トラッキングは18%向上したとのこと。また、GPSがデュアル周波数GPSになったことで、ランニングやハイキングの位置情報取得もより正確になったとのこと。

ワークアウトでもAIが頑張っていて、ユーザーが運動開始操作をせずとも、AIが判断してトラッキングを開始してくれます。Geminiがパーソナルトレーナー化して、おすすめのワークアウトやインサイトもお届け。

Image: Adriano Contreras / Gizmodo US

発表会のデモでは素晴らしかったAI機能ですが、これはリアル環境で実際使ってみないと本当のところはわかりません。レビューするのが楽しみですね。

価格と発売日

Image: Adriano Contreras / Gizmodo US

Pixel Watch 4は、41mmが5万2800円から、45mmが5万9800円から。

参考までに、Pixel Watch 3(41mm)は3万9800円から。Apple Watchは5万9,800円から、Apple Watch Ultraは12万8800円から。Pixel Watch 4のアプデがよく高位機種レベルまで迫っているので、それを考えると非常にお買い得という見方も!

41mmは、Iris(ライトパープル)・Lemongrass(ライトイエロー)・Porcelain(白)・Obsidian(黒)の4色。

45mmは、Moonstone(ブルーグレー)・Porcelain(白)・Obsidian(黒)の3色。

発売は10月9日。現在、予約受付中です。

Source: Google

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