『踊る大捜査線』シリーズ最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』は「めちゃくちゃエンタメ」に!室井やすみれにも言及

青島の物語が再び動き出す!『踊る大捜査線 N.E.W.』スーパーティザービジュアル - (c)2026『踊る大捜査線 N.E.W.』製作委員会

 「『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』ブルーレイ・DVD発売記念イベント~真夏の合同捜査会議~」が19日、フジテレビ・マルチシアターにて開催され、主演を務めた柳葉敏郎本広克行監督、亀山千広プロデューサーが登壇。2026年に劇場公開が予定されている『踊る大捜査線』シリーズ最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』について言及した。(以下、これまでのシリーズの結末に触れています)

【画像】みんな変わらない!「踊る大捜査線」青島ら湾岸署メンバー

 社会現象を巻き起こした『踊る大捜査線』シリーズの映画最新作『踊る大捜査線 N.E.W.』が2026年に劇場公開されることは、昨年12月4日に発表されて大きな話題となった。この日登壇した亀山プロデューサーは、ファンから最新作について質問されると、「20数回の改稿を重ね、いま最終決定稿に近い段階まで脚本が出来上がっています。そろそろキャスティングも固めていこうと思っています」と進捗を明かす。

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 続けて亀山プロデューサーは「『踊る~』は過去にさかのぼることなく、今回は2026年の話にしようと思っているので、室井慎次さんは亡くなっているということは『踊る~』の世界観の中では決定事項という認識があります」と説明。

 さらに、亀山プロデューサーは、深津絵里演じる恩田すみれについて「本広監督が『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で余分がことをして、死んだか死んでいないか分からないすみれに関しては、『室井慎次』でははっきりと“生きている”と決着をつけたので、その世界観の中では生きているということで作品を作っています」とヒントを与える。「それを受けた時の(織田裕二演じる)青島が『室井慎次 生き続ける者』には出てきましたが、何を思っていま現在刑事をやっているのか、またかつての熱が青島にあるのか……ということもひっくるめて、どう表現したらいいのかということを考えて作っています」と述べていた。

 非常に重厚感がある物語に思えるが、亀山プロデューサーは「そんなに暗い話を作るつもりは全くないです」と断言すると、「めちゃくちゃエンターテインメントをやろうと思っています。いま20数回改稿を重ねて、ああでもない、こうでもないと直しているので、もうしばらくお待ちください」と期待をあおった。

ADVERTISEMENT イベントに登壇した本広克行監督、柳葉敏郎、亀山千広プロデューサー

 メガホンを取る本広監督は「室井さんの出来事を経て、新しい『踊る大捜査線』を作っております。『室井慎次~』は室井さんの亡くなっていく感じを観て、たくさんの方が泣いたと思うのですが、次はもう、皆さんがめちゃくちゃ喜ぶことをしようと思っております」と語っていた。

 亀山プロデューサーや本広監督の言葉に柳葉は「他人事のようですが、正直言うと、次回作がすごく楽しみなんですよ。多分皆さんと同じ気持ち」とファン目線で期待しているといい、「期待を裏切るんじゃねえぞ!」とファンの気持ちを代弁して会場を笑いに包んだ。(磯部正和)

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『ジュラシック・ワールド』新主人公のゾーラ - (c)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

 映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)の5年後が舞台となるシリーズ新章『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日全国公開)。キャストや登場人物は一新され、初の女性主人公ゾーラ・ベネットが誕生する。ゾーラを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのブラック・ウィドウ役で知られるスカーレット・ヨハンソンだ。シリーズの熱狂的なファンであるスカーレットがインタビューに応じ、役へのアプローチや、かつての共演者から受け取ったアドバイスについて語った。

【動画】『新たなる支配者』の5年後が舞台!『ジュラシック・ワールド/復活の大地』本予告

 『GODZILLA ゴジラ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督が新たに舵を取る本作は、かつてジュラシック・パーク開園のために使用された研究機関が眠る禁断の島を舞台に、新薬の開発に必要な三大恐竜のDNAサンプル採取に挑むチームの姿を描く。主人公のゾーラは、元特殊部隊の工作員で、成功すれば大金が手に入る危険な任務を請け負うことになる。

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 ゾーラは、恐竜行動学の専門家だった前主人公オーウェン(クリス・プラット)とは、性格もバックグラウンドも全く異なる。スカーレットは「彼女は軍人としてキャリアを積んできた人で、人々を助け、人の命を救うことに人生を捧げてきた。その過程で彼女にとって大切な人たちを失うことに。偉大な追求のために、勇敢な道を選んでしまった。そんな彼女は今、人生のターニングポイントに立たされている」とキャラクターについて説明。親しき友人からの助言で、人生を見つめ直そうとしているゾーラだが、スカーレットは「そう思い通りにはいかない」と笑顔で語る。

 役づくりで徹底したのは、実際の兵士のメンタリティーに親しみを持つこと。スカーレットは、ゾーラにリアリティーを持たせるため、兵役から帰還した兵士たちの心理をつづった書籍を2~3冊熟読したり、米国慰問協会(USO)を通じて、何千人もの兵士と実際に接する機会を作った。

 「社会から離れて、違った『もう一つの世界』で生きるという経験が、人にどんな心の状態をもたらすものなのか。戦争、そんな危機的状況の方が、むしろ日常生活よりも『生きてる』という人間的存在感として、慣れてしまいます。そんな兵士たちのメンタリティーに親しみを持てるように努力しました。(脚本家)デヴィッド・コープとも多く話し合って、“自分の人生経験すべてを背負っている”ような40歳の女性キャラクターにしたかったんです」

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 「軍の上官クラスの人たちに共通するのは、ポジティブで前向きの展望を持っていて、ユーモアのセンスがあること。人間の最も酷い面をたくさん見てきたからこそ、そういうセンスを持つことが必要になるのです。ゾーラにもそういう性格の一面を取り入れたいと思いました」

画像は『ジュラシック・ワールド/復活の大地』より - (c)2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

 スカーレットは、シリーズ最新作の噂を聞きつけると、製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグにコンタクトを取り、「どうしてもこの映画に出たい」と出演を直談判した。スピルバーグが手がけたオリジナル版への原点回帰を目指した本作は、予告編からもスピルバーグ・テイスト満載であることを予感させる。

 『ジュラシック』シリーズの大ファンであるスカーレットも、演技中に“スピルバーグっぽさ”を実感した瞬間があった。「私がそう感じたのは、船内での幾つかのシーン。みんなが集まって、家族を救出した直後に、今後の計画を練る場面は、スピルバーグっぽいと感じました。その撮り方といい、一瞬でキャラクター全員がどんな葛藤を抱えているのかが分かるという点。大きなアクションの後に一息つける瞬間で、次の混乱アクションがやってくる前にそれぞれ人間関係が見えてくる。そのシーンが、まさにスピルバーグ・スタイルだと思いました」

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 そんなスカーレットにアドバイスを送ったのが、『アベンジャーズ』シリーズで共演したサミュエル・L・ジャクソンだ。『ジュラシック』シリーズでは、1作目『ジュラシック・パーク』(1993)で恐竜たちの餌食となったエンジニアのレイ・アーノルドを演じていた。

 「共演俳優からもらったアドバイスで印象に残ってるのは、サミュエル・L・ジャクソンに言われた言葉。『全部自分でスタントやらないほうがいい』と言われました」といかにもサミュエルらしい冗談交じりのアドバイスを受けたスカーレット。「『なんで、そんな一生懸命、気張っちゃってるの?(笑) 君はプロのアスリートじゃないし、プロのアスリートになることもない。君のスタントダブルはプロのアスリートで、オレたちを見栄えよくしてくれるし、彼らの回復も早い。だから任せろ』と(笑)。あとは『顔は守れよ、ベイビー』。彼のアドバイスは自己保護の知恵です」と笑って見せた。もちろん、2人の信頼関係があってこそ投げかけられる言葉であり、スカーレットも「サミュエル・L・ジャクソンこそ、最高のアクション映画のレジェンドの一人です」と賞賛していた。(編集部・倉本拓弥)

『ジュラシック』新章、往年のファンも驚く“衝撃的な秘密”が明らかに…映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』本予告 » 動画の詳細

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