トランプ氏「銀行が支持者を差別」、JPモルガンなど名指しで非難
トランプ米大統領は5日、複数の銀行が自身の支持者を差別しており、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)とJPモルガン・チェースから自身も過去に預金受け入れを拒否される差別的な対応を受けたことがあると主張した。ホワイトハウスで1日撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、複数の銀行が自身の支持者を差別しており、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)とJPモルガン・チェースから自身も過去に預金受け入れを拒否される差別的な対応を受けたことがあると主張した。
トランプ氏はCNBCのインタビューで、銀行が自身や多くの保守派を完全に差別していると考えているとし、その上で「保守派というより、トランプ支持者に対する差別なのかもしれない」との持論を展開した。政治的な理由で特定顧客との取引を行わない銀行に罰金を科す大統領令をホワイトハウスが準備しているとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道について問われて答えた。 もっと見る
トランプ氏は両行の対応は「確かに差別的だった」とし、JPモルガンが預金受け入れを拒否したことは、バイデン前政権が銀行規制当局に「トランプ氏を破滅させる」よう働きかけたことを示唆していると主張した。何ら証拠は示さなかった。
JPモルガンは声明で、トランプ氏の差別行為に関する具体的な主張には言及していない。BofAもCNBCのインタビューでトランプ氏の主張には触れなかった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab