【巨人】ヤクルトに逆転勝ちで2連勝 8回にキャベッジがこの試合2本目の13号3ランで勝ち越し

◆JERA セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(5日・東京ドーム)

 巨人が逆転でヤクルトに勝利し2連勝。中5日で先発した戸郷翔征投手は、初回と3回に1点ずつを奪われたが、6回まで3安打2失点、107球で降板。打線はヤクルトの先発・ランバート投手から4回にキャベッジ外野手の12号ソロで1点を返し、7回にリチャード内野手の4号ソロで同点に追いつき、8回にキャベッジの13号3ランで勝ち越した。

 戸郷は初回2死から内山壮真捕手に左翼線二塁打。けがから復帰し好調の4番・村上宗隆内野手に右中間を破る適時二塁打を打たれ、1点を先取された。

 巨人は2回、先頭のキャベッジ外野手が左中間二塁打、岸田行倫捕手は四球を選び無死一、二塁。7月17日以来、後半戦初スタメンの坂本勇人内野手は初球を打って左飛。この当たりで二塁走者・キャベッジが二塁に戻れず併殺。2死一塁からリチャード内野手の四球で一、二塁としたが、門脇誠内野手は二ゴロに終わり、無死一、二塁の好機を生かせなかった。

 戸郷が3回に追加点を許した。1番からの打順で岩田幸宏外野手に四球を与え、送りバントで1死二塁。内山壮真捕手にストレートを左越え安打され、2点目を許した。

 巨人が4回に1点を返した。先頭のキャベッジが、ヤクルトの先発・ランバート投手の初球をとらえ、右翼スタンドに飛び込む12号ソロ本塁打。2回に痛い走塁ミスの4番の一発で1点差に迫った。

 戸郷は4回を3者凡退、5回は2死から四球を出したが後続を抑えた。6回は1死から村上を四球で歩かせたが、オスナ内野手を三ゴロ併殺打に仕留めた。戸郷は6回までで3安打2失点、107球で降板した。

 7回からは2番手で馬場皐輔投手が登板し無失点。

 巨人が7回に一発で追いついた。2死からリチャード内野手がヤクルトの先発・ランバート投手から流し打ちで右翼スタンドに4号ソロ本塁打をたたき込み、試合を振り出しに戻した。

 同点の8回からは3番手で大勢投手がマウンドにあがり、2死から内山に四球を与えたが、村上を空振り三振に打ち取った。

 8回にキャベッジが貴重な3ラン本塁打を放った。同点で迎えた8回1死から丸佳浩外野手が四球を選んで出塁。泉口友汰内野手の投ゴロで1死二塁と送った形になり、3日にサヨナラ打を放った若林楽人外野手は四球で2死一、二塁。ここで、キャベッジが左中間スタンドにこの試合2本目となる13号の3ラン本塁打。3点の勝ち越しに成功した。

 9回はマルティネス投手が登板し、3者凡退に抑え、31セーブを挙げた。

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