前場に注目すべき3つのポイント~フジクラの高値更新や量子コンピューター関連物色に注目~
住友鉱 <日足> 「株探」多機能チャートより
■住友金属鉱山<5713>グラノプト、光通信向け材料増産、来年度能力3倍
■フジクラの高値更新や量子コンピューター関連物色に注目 23日の日本株市場は、買い先行で始まった後はこう着感の強い相場展開のなかで、半導体やAI関連株の押し目待ち狙いの買い意欲の強さを見極めることになりそうだ。22日の米国市場はNYダウが148ドル高、ナスダックスは351ポイント安だった。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が進展するとの期待から原油先物価格が下落し、米景気に対する不透明感が和らいだことで買い優勢となった。一方で、スペースXが16%を超える急落となったほか、アルファベットの下げが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比275円高の73135円。円相場は1ドル=161円60銭台で推移。 日経225先物(9月限)のナイトセッションは開始直後に72620円まで売られたが、その後は買い優勢の流れとなり、米国市場の取引開始後には73760円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は利食いから上げ幅を縮めたものの、73000円を挟んでの推移が続いていた。日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(72506円)に沿ったトレンドを形成しており、前日には同バンドを上抜けて72831円まで上昇する場面もみられた。+2σ突破では過熱感が警戒される可能性はあるものの、押し目狙いの買い意欲は強そうだ。また、米国ではアルファベットの下落影響からアマゾン・ドット・コムやマイクロソフトなども売られていた。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角には利食いに向かわせる可能性はあるものの、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は連日で最高値を更新しており、キオクシアHD<285A>や東エレク<8035>などの底堅さを見極めることになろう。また、フジクラ<5803>は連日でストップ高となった。同社は5月14日につけた7933円をピークに急落し、6月11日には3888円まで売られていた。その後のストップ高で5月高値が射程に入ってきており、高値更新をみせてくると、刺激材料になるだろう。
そのほか、トランプ米大統領は量子コンピューターの開発推進に向け2つの大統領令に署名したと報じられている。官民一体で2028年の実用化を目指し、中国に対抗すると伝えられている。富士通<6702>やNEC<6701>の主力大型株のほか、HPCシステムズ<6597>、テラスカイ<3915>、エヌエフHD<6864>、フィックスターズ<3687>、BlueMeme<4069>、オキサイド<6521>など関連する中小型株には個人主体の資金が向かいそうだ。
■発表なし ■前場の注目材料 ・日経平均株価は上昇(72353.96、+1103.90) ・NYダウは上昇(51712.71、+148.01) ・SOX指数は上昇(14634.72、+292.94) ・シカゴ日経225先物は上昇(73135、+275) ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請・三菱ケミカルG<4188>一括提案を世界展開、重点顧客に最適素材
・ARCHION<543A>社長、車両データ活用サービス、日野自・三菱ふそうトラック・バス共通化 ・ワコールHD<3591>29年3月期、売上高2010億円、インナー事業再構築 ・住友金属鉱山<5713>グラノプト、光通信向け材料増産、来年度能力3倍 ・東レ<3402>東レエンジニアリング、AIで工場最適自動化、産業向け幅広く提案 ・リックス<7525>福岡・岡垣に研究施設、100トンの陸上養殖水槽、水交換不要に ・油研工業<6393>印ギアポンプを米輸出、トラック狙う ・ダイヘン<6622>防災用蓄電池普及へ、センコーGHD通じ販売 ・ニコン<7731>後工程向け「デジタル露光装置」大型基板に照準 ・ローム<6963>浜松に天井搬送導入、ウエハーラインの自動化推進 ・トヨタ自<7203>レクサス「ES」全面刷新、HVとEV投入 ・三井化学<4183>口腔ケア攻勢、米社買収、ホワイトニング拡大 ・大和ハウス工業<1925>東京電力と、系統用蓄電所開発で連携 ・交換できるくん<7695>九州電力と提携、住設電化を拡大、ECサイト開設 ・J・TEC<7774>独に子会社、研究用ヒト培養組織を製販 ・清水建設<1803>ロボで耐火被覆吹き付け、6軸アーム、生産性1.5倍 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・09:30 製造業PMI(6月) 前回54.5 ・09:30 サービス業PMI(6月) 前回50.0 ・09:30 総合PMI(6月) 前回51.1 <海外> ・特になし 《YY》