ブラジル大統領、報復辞さないと再表明 トランプ氏はいずれ協議の可能性示唆
ブラジルのルラ大統領は11日、トランプ米大統領が公表したブラジルに対する50%の関税が8月1日に発効すれば、同等の措置を取るとし、報復措置を辞さない考えを改めて表明した。リオデジャネイロで7日撮影(2025年 ロイター/Ricardo Moraes)
[ワシントン/ブラジリア/サンパウロ 11日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は11日、トランプ米大統領が公表したブラジルに対する50%の関税が8月1日に発効すれば、同等の措置を取るとし、報復措置を辞さない考えを改めて表明した。
ルラ大統領はさらに「トランプ氏は誤解している。米国はブラジルに対し貿易赤字を抱えていない」と述べた。
こうした中、トランプ大統領は記者団に対し、ルラ大統領と「いつか話すかもしれないが、今は話していない」と語った。
トランプ大統領は9日、ルラ大統領に宛てた書簡で、8月1日からブラジルからの輸入品に対し50%の関税を課すと表明。4月に発表された10%から大幅に引き上げられる。ルラ大統領は相互主義で行動するとし、対抗姿勢を鮮明にした。 もっと見る
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