フランスの山火事、ボルドー市まで15キロに迫っていると市長
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フランス南西部ボルドーの市長は27日、国内各地で発生している複数の山火事の一つが、ボルドー市から約15キロまで迫っていると明らかにした。トマ・カズナーヴ市長は、「あらゆる事態に備えている」と述べ、「追加の避難命令が出る場合に備え、多数の人々を受け入れる準備を進めている」と話した。
エマニュエル・マクロン仏大統領は同日、火災で甚大な被害を受けたジロンド県を視察。「第2次世界大戦以降で最も深刻な火災」で、フランスが「前例のない規模の山火事」に直面していると述べた。
フランスではこれまでに約22万人が避難し、スペインでは10万人以上が避難している。スペインでは首都マドリードの西で火災が「制御不能」な状態で燃え広がっている。
28日に再び猛暑となれば、消火活動はいっそう厳しくなる恐れがある。
マクロン大統領は、ランド県で発生した小規模な火災は鎮圧されたものの、その隣のジロンド県では消火活動が続いていると話した。
27日の消火活動によって状況は24時間前と比べて改善したものの、「気温は再び上昇する見込みで、風もまだ吹いているため、油断は禁物だ」と大統領は警告した。
これに先立ちローラン・ヌニェス内相は、今回の火災はまるで「生きているようだ」と話した。
ボルドーの南に位置するセスタス町のジェローム・ステッフェ町長はBBCに対し、「これは今世紀最大の火災になる」と話した。
ステッフェ氏は、2日前に火災が拡大した際、夜間に1万7000人の住民が町から避難したと話した。これまでに、この地域では4万2000ヘクタールの土地が焼かれ、家屋240棟が破壊されたという。
「私の街の状況は本当に壊滅的だ」とステッフェ氏は話した。
炎が広がる勢いはやや鈍化しているものの、自分たちの消火活動は「小さい戦いに勝利したに過ぎない」とステッフェ氏は言い、飛び火や風向きの急変による危険は残ると強調した。
「我々は防火帯の設置に全力を注いできた」と町長は説明した。同時に、「この状況に誰もが不安を感じている」と認めた。
フランスのセバスチャン・ルコルニュ首相は、今年1月以降、1万3566件の火災が発生し、11万6085ヘクタールが焼失したことを受け、「前例のない火災シーズンを迎えている」と警告した。
その上で首相は、すべての火災が過失によるものではなく、中には意図的な放火によるものもあるとして、7月6日以降、162人が逮捕されたと明らかにした。
山火事は、ヴァール県やランド県を含むフランスの他のいくつかの地域、そしてコルシカ島のオート=コルス県でも発生している。
一方、隣国スペインでは、首都マドリードの西で猛威を振るう山火事のため、24日に緊急事態宣言が発令されてから5日目を迎えた。
BBCヴェリファイ(検証チーム)は、マドリードの西で発生した山火事の延焼状況を示す衛星画像を分析している。この山火事でこれまでに、2万7000ヘクタール以上が焼失した。
7月24日と26日の衛星画像は、アルモロックス、ビジャ・デル・プラド、サン・マルティン・デ・バルデイグレシアス地区で発生した複数の火災が合流して一つの大きな火災となり、その後2日間でどのように延焼したかを示している。
地元当局は、この地域が「史上最悪の火災」に直面していると警告している。
欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスによると、気候変動は世界中で気温上昇を引き起こしている。ヨーロッパは最も急速に温暖化が進んでいる大陸で、世界の平均気温の2倍の速さで温暖化が進んでいる。
このため夏の猛暑が増加し、水供給への圧力が高まり、山火事も激化している。