極限までムダを廃すると、ワイヤレス充電器はこんなにもシンプルになる
Lifehacker 2025年7月12日掲載の記事より転載
常に頭を悩ませ、なかなかベストが見つからないスマホの充電器。
充電するシチュエーションは人それぞれ変わるので、それらを分析、比較、選定のエバリュエーションプロセス(評価プロセス)を行ったうえでの使い分けが求められます。
……とはいえ、忙しい毎日のなかで、そんな検討のリソースなんて確保できませんよね。
なので、数あるなかのひとつの答えとして、「特定のロケーションで実力を発揮」でき、「シンプルさ」と「利便性」に特化した1台を共有しておきます。
CIOの「NovaWave SPOT PLUG +C」です。今回試用サンプルをメーカーより受け取ることができたので、自宅で試してみました。
結論から言うと、すべてのシーンでベストな充電器。というわけではありませんが、日常の中でちょっとした手軽さを受け取れるモデルです。
【この記事でわかる3つのポイント】
・コンセント直刺し&Qi2対応で、ケーブル不要のスマートなワイヤレス充電を実現!
・最大30WのUSB-C有線出力も可能だから、タブレットなどの充電もコレ一台でカバーできる
・省スペース設計でデスク周りにフィット。配線の煩わしさやストレスとさよならできる
コンパクトでシンプルを極めたな丸型形状
不思議な所でiPhoneを充電していますが、その正体がこちら。
円形の大判焼き(今川焼・回転焼き・二重焼き)のようでもあり、ゴムパッドのようでもある「NovaWave SPOT PLUG +C」。その実態は、Qi2対応(最大15W)のワイヤレス充電器。
収納式プラグを備えていて、こうしてケーブルなしで直接コンセントに刺せるのです。
これまでの多くのワイヤレス充電器が、USB充電器とワイヤレス部が別々になっていて、その間をUSB‐Cケーブルで接続する必要がありましたが、こちらはそれらを廃してコンセント直刺しが可能。
USB充電器を別途用意しなくても、面倒な配線で頭を悩ませなくても、手近なコンセントに刺すだけで、そこがワイヤレス充電スポットに変わるのです。
仕事・生活の中で光る「そこに置くだけ」の導線
使用例としては、こうなります。
スタンディングとして使っているデスク(ラック)の電源にセットしてみましたが、これが意外と便利でして、デスクに向かう流れの中で、スマホをそこに置くだけ。という導線が気持ちよくハマりました。
動画のように横位置・縦位置も問いませんし、このデスクのように天板下、もしくは壁面にコンセントが備わっているなら、「浮かせる充電器場所」としてデスクの上のスペース確保にも一役買ってくれています。
ワイヤレス+有線の2台同時充電も可能
うれしかったのが、最大30WのUSB-C有線出力にも対応しているところ。
ワイヤレス専用だと利用できる端末が限定されていましますが、USB-C出力に対応していることで、タブレットなどQi2非対応機器の充電もこの1台でカバーできるのです。
さらに、ワイヤレスと有線とのダブル充電もOK。この際は合計最大25Wですが、それでもケーブル1本で2台の機器を同時に充電できるのは便利。
ついケーブルが増えがちなデスク周り、移動時のモバイルワーク環境において、荷物のシュリンクにも一役買ってくれる充電器なのではないでしょうか。
視覚的なノイズの少ない充電生活へ
この「NovaWave SPOT PLUG +C」、見た目通りかなり攻めたコンセプト。
我が家のデスクでは見事にマッチしましたが、コンセントの位置によってはこんなにキレイに収まらない場所も多いでしょうし、30W出力の充電器としてはサイズも大ぶり。なので、すべてのケースでこれがベスト!とはならないと思います。
それでも、シンプルさと利便性を両立した冴えたアイデアなのは事実。
ハマる人にはとことんハマり、デスクの・生活の充電スタイルの効率化に繋がる、ニッチ・パフォーマーとなってくれるのではないでしょうか。
この充電器をコアにして、デスク周りの配線を再検討してみるのも面白いかもしれませんね。デスク環境整備、考えている時間が一番楽しいまでありますので。
Photo: 小暮ひさのり Source: Amazon.co.jp