関内駅前に「BASEGATE横浜関内」 26年3月19日に開業
三井不動産ら8社は9月24日、複合施設「BASEGATE横浜関内」(横浜市中区港町1)を2026年3月19日に開業すると発表した。
DeNAグループ直営のエンターテインメント施設「ザ ライブ(THE LIVE)」
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街区はタワー、旧横浜市庁舎行政棟「ザ レガシー」、常設型ライブビューイング棟「ザ ライブ」、グリーンウォークテラス、スタジアムサイドテラス、ビジターフロントで構成される。延床面積約128,500平方メートル、敷地面積約16,500平方メートル、地上33階の新しい歳拠点が誕生する。
商業は全55店舗が入居し、34店舗からなる小割飲食ゾーン「スタジアム横バル街」を展開。全店にカウンターを設け、通路側席や屋外テラスを組み合わせる設計。ランチや昼飲み、0次会、2軒目まで用途を横断し、全店連動の催事も行う。新業態店の出店では、「有隣堂」が本・ギャラリー・コワーキング・マルシェ・ダイニングを束ねる文化拠点を開設し、「THE TRATTORIA SALVATORE & CAFE」がオールデイで本格イタリアンを提供する。
ホテルは「OMO7横浜 by 星野リゾート」が、村野藤吾設計の旧横浜市庁舎行政棟の建築「ザ レガシー」に入居する。建物は戦後建造物として初の「横浜市認定歴史的建造物」に認定されている。宿泊予約は10月22日に開始する。
DeNAは「THE LIVE supported by 大和地所」を開業し、幅約18メートル・高さ約8メートルの大型LEDや音響でスポーツや音楽のライブビューイングを展開、1階に飲食、2階に「ベイストア フラッグシップ ヨコハマ」、3階にテラス付きレストランを配置。体験施設は没入型の「ワンダリア横浜」が6つのテーマゾーンと専用アプリで自然や生き物の探求を促す構成となる。
オフィスはタワー12~33階に整備し、スカイロビー(11階)にラウンジやカフェ、コンビニ、シェア機能を集約。「co-ba kannai/yokohama」をBa&Co Incが運営し、会議室やコミュニケーションスペースなどを備える。ラウンジには「CARAVAN COFFEE」が入居し、学校法人関東学院がテナントとして参画。タワー6階の新産業創造拠点では、三井不動産とSTELLAR SCIENCE FOUNDATION、LINK-Jが連携し、賃貸ウェットラボや交流ラウンジ、イベントスペースを整備し、研究と起業のエコシステムを形成する。
屋外はJR関内駅南口前の「セントラルプラザ」など複数広場を整備し、貸し出しによりイベントの誘致を図る。日本旅行と連携し、時速20キロ未満の電動車「グリーンスローモビリティ」で関内・みなとみらいを巡るツアーを催行し、乗車券付きプランを10月中旬から期間限定で販売する。
完成日は12月26日。事業は、三井不動産を筆頭に、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾートで遂行する。