秋田市の千秋公園で目撃されたクマは捕獲に至らず 警察などが警戒続ける 北秋田市では女性がクマと鉢合わせて転倒 腰の骨を折る大けが 秋田
秋田市中心部にある千秋公園で目撃されたクマは28日も捕獲に至っていません。周辺では目撃が相次いでいて警察などによる警戒が続いています。また、北秋田市ではイヌの散歩中の女性がクマと鉢合わせて逃げようとして転倒、腰の骨を折る大けがをしました。記者「千秋公園の入り口にはきょうも規制線が張られたままです、クマはけさになっても捕獲には至らず、周辺では目撃情報も相次いで寄せられています」立ち入りが規制されて28日で3日目となる秋田市中心部にある千秋公園。市によりますと26日、クマ用の監視カメラをあわせて4台設置したところ、27日は午前7時半ごろと午後3時過ぎの2度、散策路をうろつくクマの姿が映し出されていました。市は26日に公園内に捕獲用のおり1基を設置しましたが、まだ捕獲には至っていません。市の公園課は28日、おりの中やおりに誘い込むための食べ物を増やすなど対策を講じています。一方で、周辺ではクマの目撃が相次いでいます。28日朝は公園にほど近い千秋矢留町にある民家の敷地内で、窓から屋内をのぞくクマ1頭が。午後には明徳小学校のグラウンド付近などでも目撃されていて、学校は今週いっぱい休校することにしています。連日、人の生活圏での出没が相次ぐクマ。北秋田市脇神では、自宅近くでイヌの散歩をしていた32歳の女性がクマと鉢合わせました。土屋記者「現場には足跡が確認できます」北秋田警察署の調べによりますと28日午前6時ごろ、女性の前方、10メートルほど離れたやぶから体長約1メートルのクマ1頭が現れました。女性は逃げようとして転倒、腰の骨を折る大けがをしました。クマは女性を襲うことなく、やぶの中に姿を消したということです。
県内でクマに襲われるなどしてけがをした人は、今月だけで36人にのぼっていて1人が亡くなっています。