【大河ドラマ べらぼう】“耕書堂の地元”中央区のイベントで高岡早紀さんがトーク 「蔦重一家、本当の家族のようによく話をします」「流星さんの『ばばあ』は台本よりずいんぶん多い!」

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「べらぼう」の重要な地元、中央区でイベント

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、主人公の蔦屋重三郎(横浜流星さん)の母、つよを演じる高岡早紀さんが10月1日、東京都中央区の銀座ブロッサムホールで開催されたトークショーに出演しました。

会場の皆さんと記念撮影する高岡さん(左)。右は聞き手の松尾剛アナウンサー

中央区内にはかつて蔦重が営んだ「耕書堂」が立地。大河ドラマ「べらぼう」の地元のひとつです。高岡さん演じるつよも、耕書堂が吉原から日本橋に移ったタイミングでドラマに合流しました。この日の高岡さんは紫色のシックな着物で舞台に。「流星さんの好きな色が紫だそうです」と笑顔で語りました。会場は約3・5倍の倍率をかいくぐったファンで満員。盛んな拍手が贈られました。

自然と耕書堂に溶け込んだつよ

蔦重をずっと見守っていたのかも

蔦重の母親としての役作りについて、聞き手の松尾剛アナウンサーから尋ねられると、高岡さんは「あくまで自分の解釈ですが、蔦重の前に姿を現さなかった間も、つよはずっと蔦重を見守っていたのではないか、と想像しました」と語りました。

にこやかに語る高岡さん(右)と松尾剛アナウンサー

「この仕事をしていたら皆、人たらしでしょう」

つよ役のキャスティングにあたっては、スタッフから「蔦重の母親ですし、とにかく人たらしでお願いします、と。自分のことをそれほど人たらしと思っていませんでしたが、こうした人前に出る仕事をしている人は、色々とタイプはあってもみんな人たらしでしょう」と振り返りました。

ドラマの印象的なシーンが映像で紹介されました

「蔦重の時は容赦なく『ばばあ』と」 横浜さん

ドラマの名シーンが会場に流され、やはり話題は蔦重がつよに対してやたらと「ばばあ」と呼ぶことに。高岡さんは「自分の子供から『ばばあ』と言われたことはありません。蔦重の照れ隠しなんでしょうけど、台本に書かれている以上に、横浜流星さんは『ばばあ』っていうんです。ばばあというのを楽しんでいるです」と訴え、会場は笑いに包まれました。横浜流星さんから高岡さんへ寄せられたメッセージも紹介され、「横浜流星としては高岡さんに『ばばあ』と呼ぶのは心苦しかったのですが、蔦重の時は容赦なく言わせてもらって、カットが掛かるたびに『酷い』と言われてました。申し訳ないと思いつつその姿がとてもチャーミングでした」と横浜さんは感想を述べていました。

髪結いとしての見事な腕前に、スタッフも「教える必要がない」というほど。

「毎日、家族の様に暮らしているキャスト」

蔦重(横浜流星さん)、妻のてい(橋本愛さん)、母のつよ(高岡早紀さん)、そして耕書堂を支えるみの吉(中川翼さん)の4人は、撮影中もよく車座になって話し込み、本当の家族のようといいます。「昨日の夜何食べた、とか、体のどこそこが痛い、とか、全く何ということもない話題なんですが、それが毎日のこととして延々と続いていくんです。家族として自然な演技をする上で、そういう時間を一緒に過ごすことはとても大切だと私は思います」。あの画面に現れる家族らしい佇まいは、こうして生まれてくるようです。

文化を守ることに注力する蔦重、「応援してあげて」

気になる今後については、「詳しいことはもちろん言えませんが、時代の大きな流れの中で、蔦重は文化を絶やしてはいけない、どうしたら発展させることができるのか、ということをより深く追及していきます。ちょっと破天荒なところがあるからハラハラさせられるのですが、ぜひ応援してあげてください」と母親役らしく締めくくってくれました。

(美術展ナビ編集班 岡部匡志) <あわせて読みたい>

視聴に役立つ相関図↓はこちらから

◇【徹底ガイド】大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」 キャストやインタビュー、関連の展覧会、書籍などを幅広く紹介

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