ゼレンスキー氏、ロシアとバチカンで対話「完全に可能」 ローマ教皇と面会

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、訪問先のイタリアでローマ教皇レオ14世と面会した。(2025年 ロイター/Vatican Media/Francesco Sforza/­Handout via REUTERS)

[バチカン市 9日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、訪問先のイタリアでローマ教皇レオ14世と面会した。バチカン(ローマ教皇庁)によると、教皇はゼレンスキー氏にロシアとウクライナの和平交渉を主催する用意があると伝えた。

ゼレンスキー氏は、ロシアとの永続的な平和を実現するために、バチカンでロシアと対話を行うことは「完全に可能」とXに投稿。ただ、ロシアは「他のすべての和平イニシアチブを拒否したのと同様に」こうした提案を拒否していると指摘した。

バチカンは声明で「公正で永続的な平和への緊急な必要性」について協議したと表明した。

ゼレンスキー氏がレオ14世と面会するのは5月18日に続き2回目。今回はレオ14世が夏の休暇のために滞在しているローマ近郊のカステルガンドルフォで面会した。

ゼレンスキー氏は、10─11日にローマで開かれるウクライナ復興会議に出席するためイタリアを訪問。ウクライナ大統領報道官によると、ゼレンスキー氏はイタリア滞在中、ローマでトランプ米政権の ケロッグ 特使(ウクライナ ・ロシア担当)と会談する。

レオ14世は6月4日にロシアのプーチン大統領と電話会談を実施している。

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