大型補強の広島が開幕2連勝!! 鈴木章斗圧巻2発に新加入FWアレー初ゴール! 新体制浦和は連敗スタート
J1リーグは15日、第2節を各地で行い、サンフレッチェ広島が浦和レッズを4-1で破った。今夏大型補強を行った広島は10番のFW鈴木章斗の2ゴール、新加入FWセバスティアン・アレーの来日初ゴールなどで開幕2連勝。一方の浦和は曺貴裁監督体制で開幕2連敗となった。
ホーム開幕戦の浦和は第1節・G大阪戦から先発3人を変更。退場処分によって出場停止のMFマテウス・サヴィオに代わり、MF南野遥海が加入後初先発を果たし、MF長沼洋一とFWオナイウ阿道も先発した。対する広島は大型補強のFW浅野拓磨は引き続きメンバー外となったが、新加入のアレーが初先発。ザルツブルクから復帰のMF川村拓夢もベンチ入りした。[スタメン&布陣]
試合は広島がボールを握り、浦和は激しいプレスで応じるという構図。それでも局面の技術で上回った広島が前半6分、MF川辺駿を起点に速攻を仕掛け、MF中野就斗がミドルシュートを放ったが、大きく左に外れた。
なおも広島が浦和のプレッシングをいなし、サイドを有効に使いながら浦和陣内を侵攻。ほとんどハーフコートゲームとなった。すると前半16分、広島が美しい崩しから先制した。ゴールキックで短くつなぎ、最初は右サイド起点で左に運ぶと、DF佐々木翔の縦パスを起点に攻撃を開始。FWセバスティアン・アレーが右に展開し、中野がスルーパスを送ると、ニアゾーンに走り込んだ川辺がクロスを送り、ファーサイドの鈴木がダイレクトボレーでニアポスト脇に叩き込んだ。
ゴールキックを短く出したDF荒木隼人を起点にGK大内一生を含む10人がボールに関わり、長短合計14本のパスをつないで崩したビューティフルゴール。最後に仕上げた鈴木は開幕節・千葉戦に続いて2試合連発となった。
ところが浦和も前半22分、幸運な形で追いついた。広島のセットプレー攻勢を耐え抜いた直後、敵陣右サイドでFKを獲得すると、MF南野遥海がインスイングのボールを配球。そこでクリアを試みた荒木のヘディングが自陣ゴールに吸い込まれ、オウンゴールとなった。
これで勢いに乗った浦和は前半30分、中盤に引いて受けた南野、MF金子拓郎が立て続けに縦につなぐと、ゴール前に走り込んだMF渡邊凌磨が右足シュート。ようやくファーストシュートで決定機を作ったが、GK大内のファインセーブに阻まれた。
それでも広島の勢いは落ちず、セットプレーを有効活用しながら浦和を圧倒すると、前半アディショナルタイム2分に再び勝ち越した。右CBのDF塩谷司が短く預け、MF中島洋太朗がふわりとスルーパスを送ると、エリア内に走り込んだのは塩谷。華麗な身のこなしからニアポスト脇に流し込み、20歳から37歳へのホットラインで2-1とした。
広島の1点リードで迎えた後半開始時、浦和はオナイウに代わってFW小森飛絢を投入。それでも広島の流れは変わらない。同8分、浮き球に走り込んだ中野のクロスにアレーが合わせたが、惜しくも枠外。さらに同12分、縦突破を仕掛けた東のクロスに鈴木が合わせるも、これはGK西川周作のスーパーセーブに阻まれた。
それでも後半16分、広島がセットプレーからこじ開けた。東と中島の2人が立つCKで中島がゴール前に鋭いボールを送ると、佐々木のヘッドは西川がまたもスーパーセーブ。だが、広島は次々に空中戦で競り勝ち、最後はアレーがダイレクトボレーで押し込んだ。アレーはこれが来日初ゴール。ブンデスリーガ通算33得点の実力を見せつけた。3-1で迎えた後半17分、広島は直前にゴールを決めたアレーに代わって川村を投入。鈴木が1トップに回った。さらに同25分にはMF松本泰志、DF新井直人に加えて18歳のFW小林志紋を入れた。広島ユース出身の小林は今季初出場でリーグ戦通算3試合目の出場となった。
さらに攻める広島は後半30分、右サイドを持ち上がった塩谷がスルーパスを送ると、抜け出した鈴木が右に流れながら右足を振り抜き、強烈なグラウンダーシュートで4-1。鈴木はこれで今季3ゴール目となった。浦和は後半42分、右サイド起点の攻撃で小森が折り返すと、途中出場のMF林幸多郎がペナルティエリア内でボールを収めた後、クロスのこぼれ球を拾った小森が中野に倒される。だが、林にオフサイドがあったとしてPKは取られなかった。そのまま試合はタイムアップ。広島が圧倒的な攻撃力を見せ、開幕連勝の好スタートを切った。
(取材・文 竹内達也)●2026-27シーズンJリーグ特集▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信