冷凍ゼリー詰まらせ男児死亡 ダンス練習後のクールダウン目的で与えたか 香芝市は通告なしで監査

 奈良県香芝市の認定こども園で先月(9月)、4歳の男の子がゼリーをのどにつまらせ死亡した事故を受け、市はけさ(15日)、園に通告なしの監査に入りました。市によると、凍ったゼリーはクールダウンの目的で与えられたということです。 報告・河越幸平 記者 「午前9時30分です。香芝市の職員が、こども園の中に入っていきます。これから市による園の調査が始まります」 けさ(15日)、認定こども園に対して、市が通告することなく監査に入りました。ことの発端は、先月(9月)15日の事故でした。 園の職員による消防への通報 「ゼリーをのどに詰まらせて、ぐったりしている」 事故があったのは、奈良県香芝市の認定こども園「あけぼの・幼保学院」。 市などによりますと、先月(9月)15日、3歳児クラスに通っていた4歳の男の子が、園が提供した一口サイズの凍らせたゼリーをのどに詰まらせ、病院に搬送されました。 男の子は治療を受けていましたが、今月(10月)上旬に亡くなったということです。 ホームページで、食事について「個人差を配慮し望ましい食事方法になるよう工夫しています」とうたっている「あけぼの・幼保学院」。 市によりますと、ゼリーはダンスの練習を終えた園児に、クールダウンの目的で与えられたということですが、なぜ凍らせたものが提供されたのかなど、詳しい経緯は明らかにされていません。 園の理事長は…。 楠瀬浩子理事長のコメント 「現在、関係機関と連携しながら、事故の経過および原因の確認を進めております。あわせて、再発防止に向けた検証と、必要な改善に取り組んでまいります」 事故があったのとは別の滋賀県のこども園に取材すると、ゼリーの提供自体をやめているといいます。 滋賀「湖のこ保育園」山元均 園長 「(ゼリーは)5~6年前からは、全く提供していない。近年言われているように、園児の事故が起きているということは、今回だけでなく、いろんな場面で言われていたので、私たちの園ではゼリーの提供をいまは避けている」 Q.“ゼリーを凍らせて提供”について。 滋賀「湖のこ保育園」山元均 園長 「ゼリーを凍らせて出すということは、私たちの園では一度もやったことはない。口の中にちゅるっと入るものを、そのまま凍らせて提供することもしていない」 Q.誤嚥(ごえん)の可能性があり、気を付けている食べ物は? 滋賀「湖のこ保育園」山元均 園長 「果物が一番気になる。例えば、ブドウなども気を付けないと喉に引っかかることはあると思う。普段出すケーキ類などは、その都度、提供の際に気を付けて渡している。園児たちが喜ぶものを提供することは重々理解できるが、そのことによって何が起きるかということに、もっと気を付けないといけない。自分で考えていかないといけないと思っている」 事故のあった奈良県香芝市の認定こども園「あけぼの・幼保学院」に対して、市は、きょう(15日)監査に入り、職員へのヒアリングと関係書類の押収をしました。

 今後、調査結果を踏まえ、年末をめどに第三者委員会を立ち上げ、事故の原因を調べるとしています。

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