参政党代表「変なLGBTどうでもいい」に抗議声明相次ぐ。神谷氏お得意“マスコミ批判”で弁解するも…(ハフポスト日本版)

神谷代表の発言について、SNSで上では波紋が広がった。 「普通に差別発言」「LGBTQは『変』なんかじゃありません。ただの人間の自然な多様性です」など批判する投稿や、「変なLGBTではなく、真のLGBTをお届けしたい」など皮肉を混じえて反対の意を表現するものも見られた。 神谷代表は19日、自身の発言を報じた北海道新聞の記事投稿を引用し、「さすが北海道新聞。ここを切り取ってくれました」「性的少数者はどうでもいいとは言ってませんので、誘導されないように!」とXに投稿。 「変なLGBTの教育をするより、郷土の歴史や偉人のことをしっかり子供に教えるべきと主張しました」と続けた。 まるで、北海道新聞の報じ方が誘導的で、問題があるとするメディア批判を展開した神谷代表。 だが、実際の演説でも「北海道の開拓の歴史を子どもたちに伝えるのが必要だ」という趣旨の話の流れで「変なLGBTとかどうでもいいんですよ。教えなくていいんですよ、あんなの」と述べている。これは、LGBTQの人たちへの差別発言だと言える。 言うまでもなく、郷土の歴史や偉人についても、LGBTQについても、両方を教えればよいことで、郷土関連を比較にもってくる必要がない。

この発言を受けて、さっぽろレインボープライド実行委員会が21日、北海道などでLGBTQに関する活動を行う支援団体や大学教授らと共同声明を出した。 その中で、「『変なLGBT』という表現は、LGBTQを『普通ではない、変わった存在』として括るもの」であり、「人を『普通の人』と『変な人』に分け、『変』な側を無視してよい、排除してよいとする考え方は、差別や偏見の典型的な構造」だと指摘している。 その上で「公の場に立つ政治家がこのような線引きを行い、一方を切り捨てる発言をすることは、社会に偏見を広げ、当事者への攻撃を正当化する空気を生み出す」として「その立場を利用して差別と偏見を呼びかけていると言っても過言ではない」と批判した。 また、同声明では、神谷代表の発言は「いま苦しんでいる子どもたちの命に関わる問題」だとしている。 「自分の性のあり方に悩み、誰にも打ち明けられず『自分はおかしいのではないか』と苦しんでいる子どもたちが日々相談に訪れる」現状を説明し、「このまちで、この北海道で、現に苦しんでいる子どもたちの存在を知っています。だからこそ、私たちはこの発言を見過ごすことはできません」と訴えた。


Page 2

共同声明とは別に、札幌のきたあかり法律事務所も20日、「差別やヘイトスピーチの問題に取り組んできた法律事務所として」抗議声明を公表した。 声明では、「憲法が保障する基本的人権に悖(もと)る発言である」と指摘。 「性的指向や性自認は人格の根幹に関わるものであり、それを『変』と断じ『どうでもいい』と切り捨てる発言は、こうした憲法上の理念に照らして重大な問題を含んでいる」と説明した。 また、2023年施行のLGBT理解増進法についても触れた。 「少なくとも性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する理解の増進を国として推進する方向性を示したもの」だとし、「国政政党の代表による今回の発言は、その方向性にすら逆行するものと言わざるを得ません」と、発言者が参政党代表であるがゆえの問題点を示した。 加えて、「教えなくていい」という発言については、性の多様性について学ぶ機会を不要とし、当事者の子どもたちを結果的に「孤立と危険の中に留め置くことを意味する」と警鐘を鳴らした。

ハフポスト日本版
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: