Nintendo Switch 2。初代SwitchやSteam Deckと物理的に比較してみた
6月5日、予約できた人はたぶん有給取ってるでしょうね。
だって世界が待ちに待ったNintendo Switch 2の発売日ですから。予約できなかった人もSwitch 2を思う気持ちは同じ。早く触りたい! ジョイコンをマウスみたいにしてみたい!
Switch 2を予約済み or 購入予定の人の中には、初代Switchを持っている人も多いはず。発売直前、米Gizmodo編集部が米任天堂の招待を受けて、実機で遊んできました。
Switch 2が1度世に出てしまったら、今までの世界ではいられなくなると思います。
すでに散々アナリストが予想している通り、発売日の売り上げ台数は前モデルの記録を超えるでしょう。Switch 2の存在は、PS5やXbox Series S / Xにとって影響があるといった程度じゃないはす。『マリオカート ワールド』ひっさげてのビッグウェーブで襲いかかると思います。
発売直前、1週間ほど前に任天堂の招待を受けて実機に触ってきました。ゲームチャットや『マリオカート ワールド』ハンズオンなど、それぞれ別で記事にしていますが、ここではシンプルに初代Switchと比較してみます。
サイズ感
Image: Raymond Wong - Gizmodo USトップ画像が表面、これが背面。
初代Switchユーザーは箱から開けた瞬間わかります、明らかに大きいな!と。
ディスプレイが6.2インチから7.9インチにサイズアップしているので当然なのですが、やっぱりリアルで見るとその大きさがうれしい。しっかり大きい。どうがんばってもポケットに入るサイズではありません。
が、リュックやトートバッグの中では、さして場所を取らずに持ち運べる絶妙なサイズ感。分厚めのSteam Deckとは違い、本体の厚みは13.9mm。テレビに繋いでプレイするドックも同梱。冷却ファンが搭載されています。
Switch 2:272×116×13.9mm
初代Switch:239×102×13.9mm
Switch 有機ELモデル:242×102×13mm
Steam Deck OLED:298×117×49mm
Steam Deckも大好きですが、寝転がってプレイして、うっかり胸に落としたときのあの痛さ…。Switch 2のコンパクトさがありがたいですね。
画面サイズと明るさ
Image: Raymond Wong - Gizmodo US前述の通り初代よりスクリーンが大きくなっていますが、Steam DeckやSwitch有機ELモデルユーザーからしたら、ちょっと大きくなったくらいの話。
既存Switchの720pからアップデートされ、解像度は1080p。初代Switchで『マリオカート8 デラックス』をプレイしまくり、今回Switch 2で『マリオカート ワールド』を数時間プレイした僕としては(後者はほんの短時間といえ)、明確にディスプレイの差を感じました。Switch 2は圧倒的に没入感が高い。
有機ELほどディスプレイの黒が締まってはいないものの、HDR対応で色の明るさ、ビビッドさがきれい。Steam Deck OLEDをふだん使いしていますが、有機ELの割りに色の表現が浅いと感じる時がありますが、これはスクリーン保護シートがマットだからかな?
何がいいたいかというと、Switch 2は有機ELではなく液晶ディスプレイですが、それが大きくマイナスになるとは思わないということ。
確かに有機ELが採用されていたら最高でしたが、それはたぶん今後出るであろうアプデモデルのときだと思えばいいよね。
Switch 2:7.9インチ
初代Switch:6.2インチ
Switch 有機ELモデル:7インチ
Steam Deck OLED:7.4インチ
液晶でがっかりという声もありますが、個人的にはそれ無視していいと思っています。有機ELの黒がキレイだねなんて、『マリオカート ワールド』で24人のサバイバルモードやってたら気にする余裕ないですから。
厚み
Image: Raymond Wong - Gizmodo USほんっと厚みましてなくてよかったです。
Steam Deck、Asus ROG Ally X、Lenovo Legion Go Sと、仕事柄いろいろ触りますが、昨今人気のモバイルPCゲーム機はどれもゴツいんです。ポータブルなんだけどだよね、ポータブル?ってくらいにはゴツい。
あくまで個人の意見ですが(手の大きさにもよると思います)、端末の縦横サイズがアップするなら、せめて厚みは抑えてくれって思うので、Switch 2は大正解。もし、もっと大きなバッテリー入れてくれるなら、厚みが増すのもしょうがないですけどね。何事も引き換えにするものがありますね。
Switch 2:13.9mm
初代Switch:13.9mm
Switch 有機ELモデル:13.9mm
Steam Deck OLED:49mm
重さ
Image: Raymond Wong - Gizmodo US比較的薄いボディのおかげで、重さもSteam Deckより軽くなってます。
初代や有機ELモデルよりはどうしても重くなりますが、それは大きくなった画面、USB-Cポート追加、サイズアップしたジョイコンなど、さまざまな要素があってのこと。
Switch 2:535g
初代Switch:398g
Switch 有機ELモデル:422g
Steam Deck OLED:640g
ただし、ここで言いたい、数字だけじゃない! と。
初代より重いことも、Steam Deckより軽いことも数字で見れば明らかですが、大切なのは腕がどう感じるか。ゲーム機のバランスです。
これがさすが任天堂。細部の細部まで気が配られていて、絶妙なバランス感。30分や40分ノンストップで手に持ってプレイしたとて、何にも感じません。重いなと思うことも、ちょっと置くかと思うこともなし。
もちろん個人差はあると思いますが、任天堂の何十年というハードデザイン力には脱帽ですね。
ジョイコン
Image: Raymond Wong - Gizmodo USJoy-Con 2は、初代ジョイコンのJoy-Conよりも大きくなっています。
本体への装着もスライドではなく磁石。発表当初から、ジョイスティックがホールセンサー型ではないことに残念がる声もあがっていました。
今回ちょっと触っただけでは、長期的な使用による摩耗はなんともいえず。ただ、サイズが大きくなったことで、操作はしやすくなっていました。
大きくなったとはいえ、大きめスマホとは違い、指が届きづらくてつりそうってこともないサイズ。SL/ SRボタンも大きくなっており、クリック感が増していて好印象です。
Image: Raymond Wong - Gizmodo USImage: Raymond Wong - Gizmodo USImage: Raymond Wong - Gizmodo US