腰痛に悩まされたW杯イヤー…“相棒”冨安と共に間に合った板倉滉「彼の実力は横で見ていて分かっている」

DF板倉滉(アヤックス)

 先行き不安な腰のケガを乗り越え、ワールドカップに間に合った。日本代表DF板倉滉(アヤックス)が28日、北中米W杯に臨むチームに合流し、初日から7対7のミニゲームを含めたフルメニューを消化。練習後には報道陣の取材に応じ、「やっと合流できたなという思いと、久しぶりに代表のトレーニングをすると楽しい」と今の心境を語った。  板倉は北中米W杯最終予選で開幕からの8試合に先発出場し、史上最速でのW杯出場権獲得に導いた29歳のCB。前回大会同様に3バックの中心を担うかと思われたが、今季のアヤックス移籍後は腰痛に苦しめられた結果、所属先での出場機会が激減し、代表活動でも昨年10月のパラグアイ戦・ブラジル戦での招集を辞退するなど難しい時期を過ごしていた。  板倉は当時の日々を次のように明かす。 「ケガでそんなに落ちたりすることはないけど、腰のケガでいつ良くなってくるのかというのがなかなか分からないケガだった。筋肉系みたいになんとなくめどが立てば気持ち的にラクだけど、それが見えなかった。いつ頃良くなってくるかなと毎日チェックしながらだったのでそれがしんどかった。いつ良くなってくるかなという多少の焦りがあった」  昨年9月以降の代表活動では負傷の影響もあり、出場したのはわずか2試合。その間、渡辺剛、瀬古歩夢、鈴木淳之介らが台頭してきており、メンバー発表時には「もちろん自分がいない時の代表がいい結果を出しているのも見ていたし、そういう意味での緊張感があった」という。

 それでも森保一監督の信頼は厚く、2大会連続のメンバー入りは揺るがず。育成年代から切磋琢磨してきた同僚のDF冨安健洋(アーセナル)との同時選出も叶い、「みんなは久しぶりという感じだったけど、自分は毎日一緒にトレーニングしていたので、彼の実力はずっと横で見ていてわかっている。間違いなくチームのプラスだし、ケガなくいってほしいと思う」と期待を寄せた。

 今では板倉自身の腰の状態も「全然大丈夫。コンディションもだいぶ上がってきてい問題ない。ストレスなくプレーできているのでそれが一番」といい、開幕まで2週間でのコンディション向上にも期待。「チームのためにというところが一番。いつも自分が出た時にやれるようにという準備は常にしているし、ここまで自分もいろんな大会、いろんな試合を代表で経験させてもらっているのでそこの責任がある。変わらずにやっていきたい」と力を込める。  また板倉はアヤックスでボランチ起用が続いていたことから、森保監督はボランチでのオプション起用も示唆している。所属クラブではCBを志望していたこともあったようだが、「求められるところで自分の力を発揮したい」ときっぱり。「W杯の試合はどういう状況でどう必要されるかは試合になって見ないと分からないし、いろいろと想定しながら準備しないといけない」と入念な準備を誓った。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集●2026ワールドカップ(W杯)大会日程・テレビ放送▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信

関連記事: