U-20日本代表、FW神田奏真が倒れた場面で新ビデオ判定“一発レッド”リクエスト…最終判定はイエローカードに
日本は今大会2回目のリクエスト
[10.3 U-20W杯GL第3節 ニュージーランド - 日本] U-20日本代表が現地時間3日に行っているU-20ワールドカップグループリーグ第3節・U-20ニュージーランド代表戦で、レッドカードをアピールしてビデオ判定を要請した結果、最終的に相手選手へイエローカードが提示される事象が発生した。 今大会では監督によるリクエストを受けてビデオ判定が行われる『フットボール・ビデオ・サポート(FVS)』が採用されている。VARに相当する常時映像を確認している審判員は不在のため、得点時を除いてチームがリクエストを行わない限りレビューは行われない。各チームは1試合で2回のリクエスト権を持ち、監督が「空中で指をくるくる回し、第4審判員にレビューリクエストカードを渡す」ことによってレビューが実施される。判定が変わった場合は回数が減らない。
前半37分、FW神田奏真がボールと関係のないところで相手MFフィン・マッケンレーと接触。当初はファウルと判定されなかったが、マッケンレーが右肘で神田の顔を叩いているようにも見えた。
船越優蔵監督は一発退場をアピールしてレビューをリクエスト。主審は映像を見た結果、一発退場には相当しないもののイエローカードに相当する行為と判断してマッケンレーにイエローカードを提示した。なお判定修正されたものの一発退場にはならなかったためリクエスト回数は1つ減り、残り1回となった。
もっともFVSの対象は「得点、一発退場、PK、人間違いのカード提示」の4つで「イエローカードかどうか」は含まれていないが、VARと同様に一発退場の可能性でレビューを行った結果であればイエローカードを提示することができる。ただこのルールにより、本来は対象ではない相手の「2枚目の警告による退場」を導ける制度の抜け穴のような側面もある。●U-20ワールドカップ2025特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中