TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに(日刊ゲンダイDIGITAL)|dメニューニュース

 20日、日本テレビの福田博之社長(63)が緊急で開かれた記者会見で発表したのが、「TOKIO」メンバーの国分太一(50)による複数のコンプライアンス違反について。福田社長は国分の長寿番組「ザ!鉄腕!DASH‼」からの降板をあわせて報告したが、「プライバシー等の観点から配慮すべき点が多く、説明を控えさせていただく」と、コンプラ違反の中身について言及することはなかった。

《長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます》

 同時に国分自身も株式会社TOKIOのホームページでこう謝罪したが、本人の口から丁寧な説明がされることはなかった。日テレ側から降板が伝えられた2日前に、自身のXに猫の動画をアップしていたことから、国分本人にとっても寝耳に水の事態だったに違いない。

 プライバシーを理由に事の詳細を明らかにしなかったことで出始めたのが、番組スタッフなどへのパワハラ、セクハラ疑惑。憶測も含めた報道が出る事態となったことで聞かれるのが、国分の復帰が遠のいたという声だ。

「株式会社TOKIOとして旧ジャニーズ事務所で社内独立を果たし、副社長として福島県の復興にも熱心に取り組んできたことが評価されるなど好感度が高いだけに、関係者のプライバシーを侵さない範囲で疑惑について自ら説明しない限り、今後すんなり復帰ができるとは思えません。元メンバーの山口達也氏が未成年女性へのわいせつ事案で契約解除された際に厳しい言葉を投げかけていただけに、自分だけダンマリというわけにはいかないでしょう。一部では株式会社TOKIOからの解雇も囁かれ始めています」(スポーツ紙記者)

 国分の無期限活動停止で、番組やCMの放送中止、差し止めのほか、自身が発案した福島県西郷村のプロジェクト事業『TOKIO-BA』の無期限休園など、各方面に影響が及ぶ中、株式会社TOKIO社長の城島茂(54)、副社長の松岡昌宏(48)のほか事務所スタッフが事後処理に追われているという。しかし、その際の説明でも事案の詳細が明らかにされることはないとのこと。

■日テレ「コンプライアンス憲章」の中身

 秘匿されたコンプラ違反の中身について、週刊誌媒体を中心に報じられ始めているのが、スタッフへの“暴力的な言動”“卑猥な写真の要求”など過去のハラスメント行為について。実際のところ、日テレの福田社長は、“刑法に当たらない”“暴力団などの反社がらみでない”としつつも、日テレのコンプライアンス憲章に抵触する「深刻な事態」であったと話している。

 日テレのコンプライアンス憲章の7つの行動憲章の中には、次のようなものがある。

《私たちは、一人ひとりの人格や個性を尊重し、性別、人種、国籍、宗教、信条、身体的条件、性自認、性的指向などによる差別や嫌がらせを、けっして行いません。また、他人がそれをすることを許しません。》

《私たちは、不当な差別や嫌がらせのない、健康的で安全な職場環境を維持します。 職場において、性的な誘いかけ発言や行為(セクシャル・ハラスメント)、信条など人権にかかわる中傷発言や行為をしません。》

《私たちは、取材・番組制作・放送に関係する法人や個人、広告主・広告代理店、その他の取引先への、過剰な贈答・接待は行いません。》

《私たちは、反社会的な団体・個人に対して常に毅然とした態度で臨み、どのような名目であっても、いかなる利益供与も行いません。》

 コンプラ違反からかけ離れたお茶の間イメージがある国分が秘匿を続けるのは、自身の活動を制限してでも関係者のプライバシーを守りたいというせめての良心によるものなのか。

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