阪神平田２軍監督「いい試みというか素晴らしい企画」独立リーグ連合との交流戦岡崎太一監督と師弟対決【一問一答】

　「２軍練習試合、阪神１－２独立リーグ連合」（２７日、甲子園球場）

　阪神は惜敗した。先発の石黒が３回無失点も、２番手の伊藤将が５回２失点。

　また相手投手の８人の継投に対し、打線は嶋村の右犠飛で１点を奪ったが、１得点で終わった。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－ファームの選手にとっては久しぶりの甲子園

　「やっぱりね、ＳＧＬも素晴らしい環境でやらせてもらってるけど、こうやって１軍がやってるここで（試合ができる）。ＳＧＬで鍛えて、ここで活躍するのが一番の目標なんでね。そういった意味で今年初めて全員甲子園に来て練習もしてというところで、そういう気持ちを植え付けさせるためにね、今日は全員で来たんだけど、この空気っていうのはね、やはり独特。久しぶりに俺も来てやっぱりいいもんだなと思うよ」

　－独立を経験していた若手の選手も試合に出場した。

　「うちの選手もいい刺激になるし、独立リーグ連合の１イニングずつ出てくる投手はエース級や抑えだっていうことを岡崎監督から試合前から聞いてたんで。彼らもここでアピールというか。今タイガースも独立リーグから工藤や椎葉も１軍で活躍している選手なんで。こうやって遠いところから選抜チームで来てくれてるんで、それは彼らもこの甲子園でアピールできるっていうのはお互いにとってすごい交流にもなるし、いい試みっていうか素晴らしい企画だよね。こうやってファンの皆さんたちとね、交流っていうか、親善をというか、そういうのを深めていくっていう、もういろんなプラスの要素が多いよな」

　－久しぶりにドリス選手も甲子園に帰ってきた。

　「ドリス、いいフォークを投げとった。前川もきりきりまいやんか。ちょっと太ったなと思ったけど、大したもんだよ。やはり日本でね、やってて。この前、ファイティングドッグス行った時はいなかった。その日になんか来たらしいけど、そういう環境をよく知ってるし、彼は。スピードはちょっとね、前盛の頃よりは（ない）。今度、コントロールとかそういう、フォークの精度とかっていうのが上がってるんで、彼ももう一回またＮＰＢ目指してね、やってんじゃんね。３７（歳）だって言ってたよ。そういった意味では非常にね、懐かしいし。久しぶりに懐かしかったな」

　－ドリスと会話をした。

　「おまえいくつになったんや！言うて、ドミニカのコンちゃんとかいるからアドバイスしてやってくれとかそういう話よ」

　－先発の石黒くんはいいピッチング。

　「石黒はね、やっぱコントロール、ボールのキレ。先発で次も５イニングぐらいを目指してというところで、今日３イニング投げたけど、ちょっと格の違いをさすがに見せてくれたよね」

　－伊藤将は少し苦しんだ。

　「不運なヒットもね、多かったんだけど、やはりこのスチールされるとか、そういうところの細かい作業っていうかね、そういうところはやはりもうちょっと修正していかなきゃいけないかな、三つ走られたか。そういうところも含めての、ファームでいろんな、１軍に行った時にしっかりクリアできるようにっていうところも含めてなんでね。各自勝つに越したことないかもしれんけど、今まで出場機会の少ない選手たちがどういうアピールをしてくれるかっていうところ。主はそこだから、打席数とか足りない選手、ファームの公式戦でも、普段あんまり出られない選手たちがどういうところでというのと。（伊藤）将司とか、そういう選手はストレートどんなんかなとか、けん制とかそういうクイックも含めて、ランナー出た時も含めて、そういう課題をクリアしていくというところの意味も大きいんでね」

　－嶋村は肩でもみせた。

　「普通普通。この前ランナーへサードで背中に当ててしまってというところで。でも嶋村はイニングの間のスローイングも良くなってるし、二塁三塁で初球を（犠飛にした）。嶋村くらいじゃない？バッティングの内容が１打席だけど、おー！っていうのがあったの。あとなんぼ独立リーグのエース級が来てる言うても打つ方は何の収穫もないやん。何かあったか？フォアボール、フォアボールで１点取っただけで。そういった意味では普段出てないとはいえ、まだまだ実力が足りないということよ。そういうところもすごくわかったゲームやん」

　－コンスエグラが心配。

　「心配だ。不意打ちやろ。違うポジションをさせるのは育成試合の目的でもあるんでね。コンちゃん、ちょっと足が不意打ちやから。後ろからタックルされたようなもんやん。ランナーも抜けると思って一生懸命走ってて、これはアクシデントなんで、両方どっちがとかじゃなくて。ランナーも悪いとかじゃなくて。せっかくコンちゃんもこういうところで慣れないファーストやらせたりというところで、ちょっとそれが心配」