トランプ氏、インド関税「大幅に」引き上げへ ロシア産原油輸入を非難

トランプ米大統領は5日、インドがロシア産原油の輸入を続けていることを踏まえ、インドに課す関税率を24時間以内に現行の25%から「大幅に」引き上げると述べた。写真はインドのモディ首相とロシアのプーチン大統領。2024年10月、ロシア・カザンで撮影(2025年 ロイター/Alexander Zemlianichenko/Pool via REUTERS)

[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、インドがロシア産原油の輸入を続けていることを踏まえ、インドに課す関税率を24時間以内に現行の25%から「大幅に」引き上げると述べた。

トランプ氏はCNBCのインタビューに対し「インドは『戦争マシン』に燃料を供給している。インドがこうしたことを続ける場合、不満に思う」と言及。インドとの主な争点はインドの関税が高すぎることだとも述べた。

ただ、インドに対する関税率をどの水準に引き上げるかについては明らかにしなかった。

トランプ氏は、インド政府が米国に提示した「関税ゼロ」を盛り込んだ協定について、「インドはわれわれへの関税をゼロにし、米国参入を認めるだろうが、それでも十分ではない。原油に関して行っていることが良くないからだ」と言明。インドがウクライナで「戦争をあおっている」との見方も示した。 もっと見る

これに対しインド政府は声明で、「インドを批判している国々自身がロシアとの貿易を続けているのは明らかだ」と非難。「インドだけを標的にするのは不当だ」との見解を示した。

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