8TT」を詳細解説! またがりも可能な話題のニューモデルを実車展示!【ジャパンモビリティショー2025】

2025年10月29日から11月4日にかけて開催されている「ジャパンモビリティショー2025」で発表されたニューモデル&コンセプトモデルの中から、今回はスズキブースで展示される「GSX-8T」と「GSX-8TT」の詳細をお届け。なんと2台とも日本語のコーションラベル付き! おそらくは国内仕様と思われ、市販もいよいよ近そうだ!写真:赤松 孝、南 孝幸/まとめ:石神邦比古▶▶▶スズキ「GSX-8T」「GSX-8TT」の写真はこちら

SUZUKI GSX-8T 2026年モデル(市販予定車)

総排気量:776cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:815mm

車両重量:201kg

発売時期・価格未定

ジャパンモビリティショー2025のスズキブースでは、次世代モビリティのコンセプトに加え、注目の市販予定モデルも複数展示。2025年7月に発表された新型ネオレトロスポーツ「GSX-8T」と「GSX-8TT」は、実際に実車にまたがることが可能な状態で展示されている。

「GSX-8T」は、「GSX-8S」とプラットフォームを共有しつつ、スズキの過去モデルに着想を得たレトロモダンなスタイリングが特徴。スタイリングのモチーフは、かつて1960年代に「タイタン」の愛称で親しまれたレーサー、TR500のベースマシンとなったロードスポーツのT500。GSX-8シリーズの最新メカニズムと、現代のエッセンスでアレンジした丸目のレトロスタイルを組み合わせた、個性豊かなロードスターだ。

展示車は「キャンディバーントゴールド」で、メーターバイザーやタンクパッドなどの純正アクセサリーを装着した車両。よく見ると、各所のコーションラベルが日本語表記になっていて、この車両が国内仕様で、いよいよ発売が近いことをうかがわせる。発売が今から楽しみだ。

SUZUKI GSX-8TT 2026年モデル(市販予定車)

総排気量:776cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:810mm

車両重量:203kg

発売時期・価格未定

「GSX-8TT」は「GSX-8T」をベースにしたバリエーションモデルで、1970年代のロードレーサーを彷彿とさせるヘッドライトカウルやアンダーカウルが装備されているのが特長。Tをベースに現代に再現したクラシックバイク、ということで「タイムレス」のTを加えた「TT」というネーミングとなっている。

今回の展示車両のカラーは「パールマットシャドウグリーン」。こちらもコーションラベルは日本語表記で、国内仕様のモデルであることが分かる。発売に向けた今後の展開が待ち遠しい。

基本的なメカニズムはGSX-8T、TTともに共通。エンジンはGSX-8S、8Rと同様の776cc・DOHC4バルブ並列2気筒。ちなみに、海外仕様の最高出力は61kW/8500rpm、最大トルクは78Nm/6800rpmと発表されているが、測定方法などの違いこそあれど、実質的には8Sや8Rと同等と思われる。

足まわりはGSX-8Sと同様で、KYB製の倒立フォークとモノショックを採用。メーターは大型の5インチカラーTFTで、電子制御システムのスズキインテリジェントライディングシステム(S.I.R.S.)を採用。スズキドライブモードセレクター(SDMS)や電子制御スロットル、双方向クイックシフトなどを装備しているのもGSX-8S/8Rと同様だ。

スズキ「GSX-8T」「GSX-8TT」開発者に聞く

加藤幸生氏チーフエンジニア

「開発がスタートしたのは4~5年ほど前になります。ちょうど世の流れがEVに傾きつつあった時期で、ガソリンエンジン車は将来的になくなっていくんじゃないか、と言われ始めていた頃でした。だったら、私たちの思い描く“バイクらしい”モデルを造りたい、バイク本来の楽しさと所有感を満喫できる1台が欲しい、ということでアイデアが出てきたのがきっかけです。デザインスケッチを描いたのはイタリアのスタジオに在籍するフランス人デザイナーで、誕生からして非常にグローバルです(笑)。スタイリングのモチーフとなったのはT500、とアナウンスしましたが、T500だけではなく、随所にこれまでのスズキの名車のDNAが織り込まれています。開発にあたって大事にしたキーワードは“タイムレス”で、時代や価値観に囚われず、バイク本来の美しさ、楽しさを感じて欲しい、という想いが込められています。実車をご覧になる方の年齢や想いで見え方も色々あると思いますが、それぞれに過去のスズキ車のエッセンスを感じていただけたら嬉しいです。

ロードスターということで、エンジンや車体のベースはGSX-8Sです。基本的に同じプラットフォームではありますが、ライディングポジションなどが異なることもあって、非常にバランスのいい乗り味に仕上がっています。先にSとRが登場しているのですが、GSX-8シリーズは実はこのTとTTがベースだったんじゃないか、と思わせるほどの出来栄えです。ぜひ楽しみにしていてください!」

スズキ「GSX-8T」「GSX-8TT」の動画・写真

https://www.youtube.com/embed/97UQ1_YPdpY?feature=oembed&loop=0&rel=1&controls=1

GSX-8T | Official Promotional Video| Suzuki

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https://www.youtube.com/embed/FR0xzo0oHv0?feature=oembed

GSX-8TT | Official Promotional Video| Suzuki

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写真:赤松 孝、南 孝幸/まとめ:石神邦比古

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いつの間にかすっかり冬になって、バイクでお出かけするには寒い時期になりましたが、この時期は時間帯によって気温も大きく変わるため、出かけた先で寒くならないよう、防寒対策も考えたウェア選びをしましょう。

特にツーリングなどで山あいの道を走る予定のある人は注意が必要です。市街地では快適な気温でも、標高が上がった途端一気に気温が下がって寒くなる、ということも多いですし、日没も早くなるため、夕方の気温低下も予想以上に早くなります。

寒さの影響で体温が低下してしまうと、手足がかじかんでしまってバイクの運転操作に影響が出ますし、体力も減少し、判断力も低下して、安全な運転に支障をきたします。気温低下が予想されるような状況でお出かけをする際は、慎重なウェア選びで快適に走れるよう気を付けましょう。

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