【●2軍虎将トーク】阪神・平田2軍監督、降格後初実戦でマルチ安打の木浪に「彼はもう前向きだから」
(ウエスタン・リーグ、くふうハヤテ2-1阪神、24日、ちゅ〜る)阪神2軍はくふうハヤテに惜敗して3連敗となった。先発した育成の伊藤稜投手(25)が五回途中2失点。同じく育成の松原快投手(25)は1死満塁のピンチに2番手で登板し、無失点に切り抜ける好救援を見せた。3番手では湯浅京己投手(25)が2軍降格後初登板し、1回無失点。打線は「2番・三塁」で先発した木浪聖也内野手(31)がマルチ安打を記録した。平田勝男2軍監督(65)の一問一答は以下の通り。
ーー伊藤稜は4回1/3を2失点
「全然ダメ。トップバッター全部出してるやろ。こんだけ先発任せてね。松原は粘ったよ。2点になって粘ったのは松原だよ。今日の一番いいピッチングしたのは」
ーー伊藤稜はもっと高みを目指して欲しいという思いもある
「そういうぐらいのレベルで見てるんでね、もう全然、尻すぼみやん。入り方が全然ダメだよ。もっとレベル上げていかないと」
ーー湯浅が2軍合流後初登板した
「湯浅とか門別も中継ぎということでね、ストレートの手応えとか、そういうのをこの辺はちょっと、そういう感じながらっていうか、どんなもんかなっていう、自分の(直球の)質を確認するというかな。ピッチングで」
ーー全球直球を投げたのは直球の質を確認する意図があった
「そう。ストレートでどんな感じかなという、自分のストレートの今の位置というか、バッターの反応というか、そういうところをチェックっていうかね。そういう感じだと思うよ」
ーー門別は中継ぎ調整か
「いやいや、それはもう今日はちょっと空いてたんで。中継ぎで1イニング投げたけど。そういう中継ぎでっていうことは一切なんとも。ただ、今日は1人イニング、中継ぎとして投げたっていう、ちょっと間空くからね」
ーー前回八回無失点。今回の投球はどう映った
「どうだろう。今日は途中で投げたんで、ストレートの走りとか、そういうのはね。自分で2本ヒットを打たれて、真っすぐばっかり投げてたわけでしょ。最後にフォークでセンターフライか。門別もちょっと、ストレートに対するバッターの反応とか、どうかなっていうところを(確認して)。中継ぎはもう久しぶりだから。試したかったというところもあったんじゃない」
ーー木浪はさすがの2安打
「やはりね、木浪は木浪らしい、センター前といい、レフトにもね。今日練習を見てても、いい感じで振ってたし。こうやってファームで結果を残しながら、自分の調子を上げながらやっていけば。彼はもう前向きだから。その点、やっぱり若い子の中ではチャンスでもよく振っていけない。逆にやっぱり木浪なんて初球から、1打席目から振っていくやん。そこの差っていうかな。バッターボックスでも、フォアボールの後の初球とかさ、ある程度ね、そういう積極性っちゅうか、アグレッシブっていうか、真面目なだけじゃ勝負にならんやん。そういうところは非常に物足りなさを若い選手に感じるよな」