PS5のパフォーマンスを大幅に向上させる3つの設定と変更方法
私は、自分はせいぜいカジュアルゲーマーだと思っている。しかし、それでも「PlayStation 5」が大好きだ。PS5は私にとって最重要エンタメ拠点で、広告だらけのケーブルテレビ(アパートの家賃にこっそり含まれている)を避けてストリーミングサービスを視聴している。しかもPS5は、業界で最も話題ないくつものゲームをサポートしているのだ。
PS5は高度な初期設定を備えているが、必ずしも全てが目的や用途に沿う理想的な使い方とは限らない。ゲームをするにしろ、メディアを視聴するにしろ、PS5をより快適かつ安全に使うために考慮すべき設定と、その方法を以下に紹介しよう。
ユーザーの間でよくある不満は、PS5のコントローラー「DualSense」の充電があまり長持ちしないという点だ。しかし、いくつかの設定を変更することで、ワイヤレス使用時の持続時間を延ばすことができる。
設定(右上の歯車アイコン)から「周辺機器」>「コントローラー(全般)」>「コントローラーのランプの明るさ」に進み、「暗い」に変更しよう。
次に、「トリガーエフェクトの強さ」と「振動の強度」を探して、「強(標準)」から「弱」に変更する。触覚フィードバックが不要な場合は、両方の設定を完全に「オフ」にすることもできる。
メニュー下部では、「コントローラーのスピーカー」が表示される。スライダーバーを左に動かして出力を最小にする。この設定は「サウンド」>「音量」からも調整できる。
最後に、ゲームではなく映像コンテンツを視聴している場合は、DualSenseは無駄に電力を消費していることになる。
「システム」>「省電力」>「コントローラーの電源を切るまでの時間」で「10分後」を選択しよう。
使っているテレビがVRR、120Hz出力、ALLMをサポートしている場合は、これらの機能を有効にするべきだ。可変リフレッシュレート(VRR)は、ゲームや映像のフレームレートに合わせてテレビのリフレッシュレートを動的に調整することで、画面の乱れやカクつきを防ぎ、より滑らかな視聴体験を提供する。ALLM(自動低遅延モード)は、入力遅延を軽減し、コントローラーでの操作を素早く画面に反映する。
「設定」>「スクリーンとビデオ」>「映像出力」と進み、「VRR」を「自動」に設定し、「未対応のゲームに適用」を「オン」にしよう。
同じビデオ出力サブメニュー内に、「ALLM」と「120Hz出力」のオプションがある。両方とも「自動」に設定しよう。2つの機能を使用する場合、テレビがHDMI 2.1に対応している必要がある。対応していない場合、PS5はすぐに通知してくれる。
さらにスクロールすると「HDR(ハイダイナミックレンジ)」の項目がある。「常にオン」に設定されていることを確認しよう。その下の「HDR調整」では、ディスプレイの色、明るさ、黒レベルを調整する簡単な設定ウィザードを実行できる。コントローラーで「明るい」または「暗い」を選ぶと、画面上のシンボルがほとんど見えなくなる。(実際に試してみると意味がわかるはずだ。)
このメニューの下部には、「ディープカラー出力」と「RGBレンジ」という2つのカラー設定もある。これらは両方とも「自動」に設定されていることを確認しよう。
PS5使用時のプライバシーを保護するために、他人に見せる情報の制御や、連絡できる人の制限、アカウントのセキュリティ管理をカスタマイズできる。これには、オンラインステータス、ゲーム履歴、プロフィール情報の閲覧制限、アカウントおよびゲーム機本体へのアクセス制御が含まれる。
「設定」>「ユーザーとアカウント」>「プライバシー」>「プライバシー設定の確認とカスタマイズ」に進もう。
ここでは、本名、プロフィール画像、フレンドリスト、ゲームのアクティビティや履歴を見れる人、フレンド申請やオンラインで交流できる人を管理できる。この項目は、「許可しない」または「親しいフレンド」の選択をお勧めする。不要なフレンド申請やスパムを大幅に減らすことができるはずだ。
私のように、DualSenseコントローラーのマイクで収集した音声データなど、ソニーのデータベースに必要以上の個人情報を提供したくないという人もいるだろう。
「プライバシー」メニューを下にスクロールすると、「データの収集と使用方法に関する設定」という項目があり、そこに「送信されるデータ」「パーソナライズ」「音声データの収集」という3つの設定がある。
「送信されるデータ」は「基本データ」に設定しよう。「パーソナライズ」は、「標準のパーソナライズ」を含む4つすべてのサブ項目を「オフ」にすることをお勧めする。「音声データの収集」は「許可しない」に設定しよう。
PlayStation 5には、ゲームや視聴の体験を自分好みに調整できる多数の設定がある。設定メニューをあれこれ試して好みに合わせて微調整するだけで、1時間ほどかかるかもしれない。 私にとっては、PS5を最大限に活用しながら個人情報を守るためには、コントローラー、画面、情報の保護の3つの設定が最も重要だった。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。