【魔改造BRZ見参】ついにターボ4WDのハンドリングマシンに進化! GRヤリスラリー2との差は「100から30になった」 新井親子の「真っ向勝負」は地元群馬が見どころか!!
ラリーのスバルがついに本気になった! BRZが魔改造をうけ、2.4Lターボと直結式AWDを手に入れた。ドライバーの新井敏弘選手が「こんな走りは経験したことがない」と語る、スーパーハンドリングマシンは2026年5月8~10日に開催されるラリー飛鳥に参戦する。息子である新井大輝を筆頭に席巻し続けるGRヤリス ラリー2に待ったをかけられるか? 注目だ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部、SUBARU
【画像ギャラリー】魔改造BRZ市販化してほしいぞ!! AWDの2ドアクーペもありじゃない!!?(6枚)全長は1300mmと低く全幅はブリスターフェンダー装着で1820mmに拡大。ワイド&ローのフォルムが映える
これまで3年にわたってスバルと新井敏弘選手はWRX S4のシーケンシャルミッション車で全日本ラリーを戦ってきた。しかし、GRヤリス ラリー2のポテンシャルは想像以上に高く、勝機を見いだせないでいた。
そこで今回思い切ってBRZを魔改造したその名も「SUBARU Boxer Rally spec.Z」で 5月8~10日に奈良県と三重県で開催される『ラリー飛鳥』に参戦することになった。
大きな改造ポイントは3つ。
2026年12月で還暦を迎える新井敏弘選手だが、新たな挑戦のスタートを切れたことで、表情は明るい
(1)FRのBRZを直結式のAWDとし、前輪を駆動するデフはエンジンの真下にレイアウトする
(2)エンジンはWRX S4で実績のあるFA24ターボエンジンとし、最高出力280ps以上、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発生
(3)エンジンを低くフロントミドにレイアウトし、低重心&慣性モーメントの低減を実現。
エンジンは2.4Lターボとなるが、慣性モーメント低減のためフロントミドシップのようにレイアウトされる
これらの効果は想像以上。テストで群馬サイクルスポーツセンターをドライブした新井敏弘選手は「なんだこれ!」と思わず口にしたという。
そのシャープでダイレクトなハンドリングは、これまでWRXしか乗ったことがなかった新井敏弘選手にとって目からうろこが落ちるほどの衝撃だったようだ。
スバルとしてはインプレッサという選択肢も考えたそうだが、ホイールベースが短く回答性のよさが何よりも必要という結論に至りBRZが選ばれることになったという。
【画像ギャラリー】魔改造BRZ市販化してほしいぞ!! AWDの2ドアクーペもありじゃない!!?(6枚)海外が長く新井敏弘選手が慣れた左ハンドルになり、シーケンシャルの6速ミッションを採用
まだ走り込めておらず、あくまでも印象だがと断ったうえで、新井選手は「伸びしろは相当あると思う。WRX S4ではGRヤリス ラリー2との差が100とすれば、BRZは30くらいに詰まった感じだ」とポテンシャルを実感した様子。
GRヤリス ラリー2が1230kgの最低重量なのに対し、BRZは全日本ラリーのJP4規定となり、最低重量は1300kgと70kgのハンデを背負うが、ヨー慣性モーメントや重心高、フロントタイヤにかかる重量配分ではBRZが優れているというデータもあり、コース次第では互角以上の走りを見せることが可能かもしれない。
今季全日本ラリーを2連勝中と絶好調の息子新井大輝が駆るGRヤリス ラリー2を苦しめることができるか!?
「重心が低いため、車高を上げてもいけるはず」と新井選手は意外にもグラベル(未舗装路)ラリーでの可能性についても口にしていたのが印象的だった。
「とにかくたくさん乗ってクルマに慣れ、最終戦(11月20~22日のモントレー)で(GRヤリス ラリー2)と競り合えるようになれたらいいと思っています」と目標を定めていた。
新井敏弘選手が言うようにダンパーのストロークも充分とれそうでグラベル(未舗装路)でも楽しみだ
モントレーと言えば、新井選手の地元群馬で行われる伝統の一戦。旧碓氷峠がSSになって以来、多くのファンが詰めかけているが、今年はGRヤリス ラリー2に乗り、無双状態にある新井大輝選手とBRZに乗る新井敏弘選手のガチンコ父子バトルが見られるかもしれない。
何はともあれ全日本ラリーを盛り上げるためにも、BRZと新井敏弘選手の走りに期待したい!
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