「ヤクザな中国を暴く!」日本人の気持ちつかむ新潮 防衛省〝周辺〟に〝魔の手〟花田紀凱
高市早苗首相が、当然のことを言ったまでなのに、この過剰反応。
ほんとうにうんざりする国だ。
『週刊新潮』(12月25日号)が、その当たり前の日本人の気持ちをうまくすくい取って、「日本人は辟易(へきえき)…ヤクザな中国を暴く!」。
ワイド型式で5本立てが充実。
「レーダー照射問題に平気でおかしな反論をする狙い」
「習近平が不信を抱く『中国軍』〝本当の実力〟」
「青森県東方沖地震でデマ放置…国を挙げた『ネガティブ戦略』」
「韓国でも顰蹙(ひんしゅく)を買う『中国人観光客』の逸脱マナー」
「市ケ谷の防衛省〝周辺〟を静かに買い漁(あさ)る中国の〝魔の手〟」
たとえばレーダー照射事件。
<「(習国家主席から)各機関に何かしら対抗手段を行えという命令が下るなかで、軍なりに忠誠を示したのが今回の行動だったと推察されます。実際、外交部と軍が歩調を合わせて反論してきていることや、党機関紙『人民日報』系列の国際情報紙に即座に批判記事が載っていることなどが、予定された行動だったことを示唆しています」(防衛研究所地域研究部の杉浦康之主任研究官)>
もう一例。防衛省〝周辺〟で何が起こっているのか。
内閣府の調査によると、防衛省のある市ケ谷周辺で外国人がアパートやマンションを取得しているのは104件。そのうち<中国人や中国法人による取得は65件(全国紙デスク)>。
<「省内では〝すでに四方から見下ろされ、活動は監視されていると思った方がいい〟というのが共通認識」(防衛省関係者)>
『週刊文春』(12・25)も大特集「日中〝新冷戦〟総力取材 高市首相を悩ます中国フェイク情報を斬る」(それにしてもヒネリのないタイトルだ)。
中国四川省の世界遺産「都江堰」を訪れた中国の習近平国家主席(中央)とフランスのマクロン大統領(右)=5日、中国四川省都江堰市(ロイター=共同)高市首相が台湾から賄賂をもらっている、などの情報がネット空間を飛び交っているというが、信じているのは中国人だけだろう。
首脳会談を前に握手する高市早苗首相(右)とカザフスタンのトカエフ大統領=12月18日午後、首相官邸(春名中撮影)『週刊ポスト』(12・26)もトップは中国問題で「台湾より切迫! 日中激突『尖閣有事』シミュレーション」。
ないと言い切れないところが習主席の怖さだ。
(月刊『Hanada』編集長)