都議選2025 立候補者 政党などの擁立状況 各選挙区では?5月22日時点まとめ

投開票まで1か月となった東京都議会議員選挙。NHKのまとめでは5月22日の正午時点で、平成以降最多となった前回を上回る人が立候補を予定しています。参議院選挙が控える中、激しい選挙戦が予想されますが、現時点でのポイントや、注目する選挙区は?政治取材が豊富な、都庁クラブ担当の佐久間慶介記者の解説を交えてお伝えします。

6月13日告示、22日投開票の日程で行われる都議会議員選挙まできょう(5月22日)で1か月となりました。42の選挙区で127の議席をめぐって争われ、NHKのまとめによりますと、22日正午時点で平成以降最多となった前回の271人を上回る280人が立候補を予定しています。

なぜ立候補者予定者が多いの?

政治取材経験が豊富な佐久間記者に、ポイントを聞きました。

Q.なぜ、今回、立候補を予定している人が多いのかそれは、都議会に議席を持たない政党が力を入れて臨んでいることが、要因の1つとなっているからなんです。いつにも増して激しくなる選挙区も多くなりそうという気もしますね。ただ、都議選では数百票で当落が分かれるのはよくあることで、前回(2021年)目黒区選挙区では当落の差はわずか6票でした。

その時の結果は、NHK選挙WEBからお読みいただけます。

Q.私たちの住む選挙区の状況が知りたい22日正午時点で、NHKがまとめたものを地図にしました。例えば、定員が「8」と最も多い世田谷区選挙区の場合、

▼自民党が1人、▼都民ファーストの会が2人、▼公明党が1人、▼共産党が1人、▼立憲民主党が2人、▼生活者ネットワークが1人、▼国民民主党が2人、▼れいわ新選組が1人、▼参政党が1人、▼再生の道が2人、▼諸派が1人、▼無所属が3人となっています。

23区の状況 多摩・島部の状況

佐久間記者の注目点や選挙区は?

Q.今回の都議選、どこに注目すればよいのかいくつかあると思いますが、▽政治資金パーティーをめぐる問題で逆風の中、自民党が第1党を維持するか。▽自民党、都民ファーストの会、公明党といった小池都政を支持する勢力が過半数を獲得するのか。 もしくは、共産党や立憲民主党などが勢力を伸ばして過半数割れに追い込むのか。▽議席を持たない政党などがどれほど議席を獲得するか。

こういったことなどが焦点になるものとみられます。

Q.注目する選挙区は杉並区です。いま挙げた「注目ポイント」を見る上で参考になりそうだからです。杉並区選挙区に立候補を予定している方々をまとめました。(22日正午時点)定員6に対し、15人が立候補の意向を示しています。▼自民党、▼都民ファーストの会、▼公明党、▼共産党、▼立憲民主党、▼日本維新の会、▼生活者ネットワークの都議会に議席を持つすべての政党に加え、▼国民民主党、▼れいわ新選組の都議会に議席を持たない政党からも出ています。

それに、再生の道や諸派の候補者のほか、都議会自民党の政治資金パーティーの問題で公認を得られてない無所属の現職も立候補を予定しています。

Q.数多くの政党から立候補者が出てくると、誰に投票するか悩ましいと感じる人もいそうだが都議会議員選挙のあとには参議院選挙が控えていて、各党は前哨戦と位置づけ、国政選挙並みの態勢で臨む構えで、激しい選挙戦が予想されます。

NHKでは、みなさんの投票判断に役立ててもらおうと、それぞれの立候補者に対して、今後、取り組みたいことなどをアンケートで尋ねることにしていて、視聴者の皆さまからの立候補者への質問も募集しています。こちらのページで募集しています。

また、アンケートの結果は、6月13日の告示日以降、放送でお伝えするほか、WEBサイトでもお伝えすることにしています。

こうした情報を参考にして、ぜひ、投票に行っていただければと思います。


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