トヨタレーシング、ル・マン24時間レースの予選を7号車、8号車とも通過しハイパーポール1へ

6月10日に行なわれた予選を通過し、11日のハイパーポール1に進むことになったトヨタレーシング。7号車、8号車ともに通過した

 6月13日16時(現地時間、日本時間は13日23時)から始まる決勝レースへ向け第94回ル・マン24時間レースの予選が10日に行なわれた。トヨタ自動車は、WEC(世界耐久選手権)におけるモータースポーツ活動を2026年からTOYOTA RACING(トヨタレーシング)として行なっており、ドイツ ケルンに拠点を置くTOYOTA GAZOO Racing Europe GmbHは、TOYOTA RACING GmbHへと名称を変更。TOYOTA RACING GmbHのトップもトヨタ自動車 代表取締役 副社長兼CTO(Chief Technology Officer、最高技術責任者)となり、トヨタ自動車側ではパワートレーンカンパニーが活動主体となっている。

 活動目標には「モータースポーツの先端技術を通じて、長期的にトヨタの技術開発を支える基盤を強化していく」を掲げ、より技術を追求する側面が強くなり、世界で戦っている。

トヨタレーシングの参戦マシンはTR010ハイブリッド。2025年までのGR010ハイブリッドから空力を改善している

 ル・マン24時間レースの予選は3回に分かれ、10日の予選では上位15台が翌日のハイパーポール1に進出し、ハイパーポール1で上位10台に絞り込む。ハイパーポール2ではその10台がベストラップを争い、13日16時から行なわれる決勝レースのスターティンググリッド順が決まる。なお、予選、ハイパーポール1、ハイパーポール2は異なるドライバーが担当すると決められている。

 トヨタレーシングは、このル・マン24時間に7号車 TR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/ニック・デ・フリース/小林可夢偉)と、8号車 TR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)の2台で参戦。予選は、7号車はマイク・コンウェイ、8号車はセバスチャン・ブエミが担当した。

 トヨタレーシングが参戦するトップカテゴリーのハイパーカークラスは18台のマシンによって争われている。予選結果は、トップから11位までが1秒以内に入るという僅差となり、トヨタレーシング勢は8号車が8位、7号車が12位と予選を通過した。現地時間で11日21時5分(日本時間12日4時5分)から始まるハイパーポール1に進むこととなった。

 この予選では35号車アルピーヌがトップの3分23秒1を記録。8号車は0.656秒差、7号車は0.771秒差となった。波乱は、2025年に優勝したフェラーリ勢が振るわなかったことで、いずれも下位に沈み83号車はハイパーポールに進めなかった。

ナイトセッションを走るトヨタレーシングの7号車と8号車

 初のナイトセッションを走ることができ、結果も上々でした。ただ、いくつかの点ではまだ最適なバランスを見つけるための調整が必要です。長いレースになるので、それに向けた準備を整えることが最優先です。マシンのポテンシャルを最大限に引き出す必要があり、簡単なことではありませんが全力を尽くします。

 予選での目標だった「今日を無事に終え、ハイパーポールに進出すること」を達成できました。正直なところ、もっといいラップを走れたかもしれません。一番速いラップを刻んでいる時、グラベルに少し触れてしまい、そこでタイムをロスしました。改善点はありましたが、しばらく予選を走っていませんでしたし、ここル・マンでの予選は初めてで、楽しい経験でした。あとは明日の可夢偉とニックに託します。

 慌ただしく、多くの出来事があった1日でしたが、多くのことを学びました。マイクがいい走りをしてハイパーポール進出を決めてくれました。全体としてまずまずの1日だったと思いますが、さらに改善を進め、明日の機会を活かしてレースへの準備を整える必要があります。

 トップ15に入り、予選での役割を果たせました。8位でトップとの差が0.6秒というのはおおむね予想通りだったので、結果には納得しています。プラクティスに戻り、ハイパーポール、そしてもちろん本番のレースに向けて、セットアップをさらに煮詰めていけるのが楽しみです。マシンの感触はすでに悪くありませんが、このパッケージからさらに多くのものを引き出したいと考えています。

 今日は全体的に順調な1日でした。予選でセブ(セバスチャン・ブエミ)がいいラップを刻み、次のセッションへ進めたことはポジティブな要素です。フリー走行では多くのテスト項目を消化しました。セットアップに関しては、まだすべての答えが出ているわけではないので、やるべきことは残っています。FP2ではグラベルに飛び出す場面もありましたが、ミスはもう済んだこととして、今後はミスを最小限に抑えていきたいですね。

 忙しい1日でした。タイヤの評価やセットアップの作業を継続し、大きなトラブルなく予定していたプログラムをこなすことができました。レースで速いマシンに仕上げることが重要です。タイヤやセットアップについてはまだ学んでいる段階ですので、すべてを最適化するために、これからも懸命に取り組んでいきます。

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