戦後ウクライナ「安全の保証」、近日中に準備完了へ-ゼレンスキー氏

Olesia Safronova

  • 「戦争を終わらせる本物のチャンス」、オランダ首相と会談後に投稿
  • ウクライナ・ロ首脳、近く会談の可能性低い-フィンランド大統領
Photographer: Andrew Kravchenko/Bloomberg

ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、戦後ウクライナの「安全の保証」を整える「あらゆる取り組みが近日中に準備完了となる」と述べた。

  ゼレンスキー氏はオランダのスホーフ首相と電話会談後、「わが国と米国、欧州パートナー国の連合が現在、この枠組みに取り組んでいる」とソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に投稿した。

I spoke with @MinPres, Dick Schoof.

Today is a very special day in Ukraine – National Flag Day. Thank you, Dick, for your important and warm words of support to our people, to all Ukrainians. We greatly value the assistance of the Netherlands and the solidarity of the Dutch… pic.twitter.com/rjXWAD3gIw

  「この戦争を終わらせる本物のチャンスが訪れており、ウクライナは真の平和に近づくことができるよう建設的な措置を取る用意がある」と述べたが、ロシア側からは「平和への意思表示がない」と続けた。

  一方、スホーフ首相は自身のX投稿で、オランダは「ロシアの侵略を終わらせるために、あらゆること」を行うと表明。ロシアのプーチン大統領が「一日も早く交渉の席に着くことが不可欠だ」とスホーフ氏は述べた。 

  これとは別にフィンランドのストゥブ大統領は同日、国内テレビとのインタビューで、プーチン氏がゼレンスキー氏と近く会談する可能性は低いと述べた。戦争終結を仲介しようとしているトランプ米大統領の忍耐が、限界に近づいていると、ストゥブ氏は話した。

  ウクライナは18日にワシントンでトランプ氏や欧州首脳らと会談した後、安全の保証案策定に着手。ゼレンスキー氏は翌日記者団に、この取り組みを長引かせてはならないと述べ、「7-10日中に」概要がはっきりするはずだと話していた。

関連記事: