中央大学・藤原監督「出雲は勝ったことがないのでそのゼロを1にしたい」【出雲駅伝前日囲み取材】

――3区の三宅(悠斗、2年)について 「チーム的にも、もう三宅がエース格になっている。夏の練習は一番できていますし、練習段階では藤田(大智、4年)、岡田(開成、3年)を上回ってきているので、エース区間の3区で順当かなと思っています」

――ホクレンディスタンスでも素晴らしかったですね(網走大会10000mで27分44秒45をマーク)。 「(走りが良くなってきたのが)ホクレンの頃ぐらいからです。ちょっとずつ成長していますけど、夏に一気に来ているなっていう感じですかね」

――三宅くん、濵口くん、2年生がしっかりチームとして、主軸になっていかなくてはならない中で、その手応えを感じていますか? 「2年生世代という意味では、三宅、濵口以外がまだ伸びきれていないというところは課題として残ってはいますが、その2人に関しては、今年、主軸になっていきそうだなと思っています」

――昨年は夏の練習の積みすぎで、出雲駅伝でうまくいかないところがありましたが、今年は反省を踏まえてどのような練習を行いましたか? 「去年の夏は、勝負がけをして、箱根に向けての練習を、夏かなりやりました。それを踏まえて、1年間のボリュームみたいなところは維持したまま、この1年積み上げてきて、選手たちの体がしっかりと強くなった中での2年目の夏合宿のチャレンジでしたので、昨年以上のボリュームと質をやってきました。そのため、あまりそのような部分は変えていないのですが、9月に入ってからの過ごし方に少しテコ入れをして、ここ(出雲駅伝)にしっかりと合わせてきた形です」

――合宿が終わってからのこの1ヶ月間の生活や練習は変化があったのでしょうか? 「昨年は早稲田さんのThe Road of WASEDA(5kmのロードレース)を使いながら調整をして、あてにいった流れだったのですが、そこをガラッと変えて、学内でしっかりと(練習を)積んできたという形です」

――藤田選手は、ガツガツいけるタイプ。積極的な姿勢は武器になりますか? 「そんな簡単に逃げられるとは僕らも思っていない。(藤田は)最後1kmで出れる選手だと思っていますので、1区はまずは出遅れないこと。あとは欲を言えば、5秒ぐらい上積みがあれば1番いいなと思っていますが、皆さんが思っているような大逃げは絶対にできないと思っていますので、それはないと思っていてください」

――仮に先を行かれても、2区・岡田選手のところで逆転するのが理想でしょうか? 「2区、3区に自信を持って(選手を)おいていますので、2区、3区でしっかりと前に行きたいなっていう風には思っています」

――全体のそのメンバー構想を見た中で、やっぱり1番意識するは早稲田なのでしょうか? 「どう考えても早稲田でしょう(笑)。もう、それはもう皆さん分かってらっしゃると思いますので。それはどの大学さんも、そういうつもりで見てらっしゃると思います」

――3区が終わった段階で、しっかり前に立つのが理想の形ですか? 「鈴木(琉胤、2年)君が終わった時点、3区が終わった時点で前にいないと、なかなかやっぱり5区、6区の並び見ていますと、その時点でやっぱり先手を取れていないと、なかなか厳しい戦いになるのではないかなとは思います」

――選手起用について、今大会1番悩んだポイントはどのあたり? 「一番悩んだ前半1区、2区、3区、6区含めての(選手の)並びというところは1番苦心をしました。4人のエースたちをどう配置するかは、非常に悩んで配置したところではあります」

――栗村(凌、1年)を最長区間6区での起用は 「“令和の3羽ガラス”(早稲田大学の増子陽太、本田桜二郎、新妻遼己)はみんな評価してくださいますけど、栗村は同じ実績を残しても評価してもらえないので、可哀想だなと思って見ています。高校時代から実績もありますし、アンカーを任せられます。夏もしっかりと過ごしてきましたので、普通にやればいいよという話をしました」

――そこを証明してほしいという感じですか。 「やっぱり早稲田さんは、これまでしっかりと駅伝の実績があって、うちは駅伝を結構外してきてしまっているので、そのような見え方になるのではないかなと思うので、やっぱりそこは栗村だけの問題ではなくて、チームとしての課題だと思っています。1戦1戦、しっかり結果で合わせていくしかないですよね」

――栗村選手の強さは 「トラックよりもロードの方がいい選手だなという風に個人的には思っています。押していく強さや、アップダウンも非常に強いので、そのあたりに注目していただければありがたいです」

――出雲駅伝を早稲田か中央、どちらが獲るかで、この先もちょっと繋がりが出てくるのかなという感じもするのですが。 「でも、やっぱり早稲田さんも当然、三冠っていうことは意識されてらっしゃるでしょうし、國學院さんももちろんそうで、青山(学院)さんもそうだと思いますので、やっぱ1戦目を獲るか否かというところも含めて、重要度っていうところは確かに大きいです。ただ、それよりもやっぱり我々は、直近何十年も勝てていないですし出雲と全日本に関してはまだ勝ったことがないので、その0を1にしたい。そこはぜひ成し遂げたいなっていう思いは非常に強いです」

――以前、単独走に強い選手、ハンターのような選手を増やすとおっしゃっていたのですが、この6人はそういった素質があるということですか? 「この夏通して単独走をしっかりとやってきましたので、そういう素質、資質を持った選手たちをまずは6人選んだという形です」

――(昨年アクシデントがあった)濵口選手への期待はありますか? 「彼にも言ったんですけど、出雲の失敗は出雲でしか取り返せないから。チャンスもらったことが当たり前ではないし、お前が走れないってことは他のメンバーは走れないんだから、その分までやらないといけないぞという話はしています」

――5区の柴田(大地、4年)は、去年は箱根に照準を合わせていたと思うが、今年はどうでしょうか? 「彼の場合はどちらかというと怪我が多い選手でもありましたので、昨年は3000m障害自体はうまくいきましたけど、5000mあるいは10000mというところ、箱根も含めて長い距離はちょっとうまくいかなかったと。そういう意味ではこの1年は怪我は、ゼロではなかったですけども、特にこの夏、8月は1000km以上しっかり走れましたし、直近も非常にいい調整をしてきました。副キャプテンと寮長を兼任してやってきましたので、出雲の狭い6人の1枠を与えるだけの能力と走力と人柄はあるのかなという風に思っています」

――会見で「当日変更はしない」と明言されましたが 「出したいメンバーが多いので、控えに回ってる佐藤蓮(4年)も並川(颯太、3年)も非常に調子がいいですから、使ってやりたいなというところでね、泣く泣く外したところもありますので、ここで匂わすようなこと言って、彼らが、なんだよって思うよりは、もう今回はこの6人っていう思いで彼らは外しました。そこはあまり曖昧なことは言いたくないなと思って、あのような言い方をしました」

――簡子傑(1年)を使いたいという思いは 「アジア大会があってトラックの練習しなくてはいけないっていうところがあった。(駅伝は)出雲、全日本、箱根と見ていって、やっぱり“僕もここ走りたいな”って思わないと、本気で駅伝(を目指す選手)にはならないと思います。確かに能力は高いし、練習でも結構みんなを上回ってきますけども、駅伝はトラックだけの走力では測れない部分があるので。襷を持って走るということ、その熱みたいなところ。それはこれからかなと思っています」

――この出雲に本間(颯、4年)選手が間に合わなかった? 「いや、全然。全く問題ないです。彼には全日本からと言って、今目の色変えてやっています。全日本はかなり面白い走りすると思います」

◆前田道路 Presents 第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継◆ 2026年10月12日(月・スポーツの日) 9:00~11:30 解説:大志田秀次(明治大学体育会競走部駅伝監督) 実況:斉藤一美アナウンサー(文化放送)

◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134 radiko YouTubeライブ

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  • 前田道路 Presents 第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継

    2026年10月12日(月・スポーツの日) 9:00~11:30 解説:大志田秀次(明治大学体育会競走部駅伝監督) 実況:斉藤一美アナウンサー(文化放送)

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  • 10/9, 2026

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