turing』Steamで配信開始。対話によってAIヒロインに「感情」を教えるADV

ゲーム制作チーム「竹関工房」が開発を進める新作ゲーム『_turing』が、本日5月9日にSteam上での配信を開始した。価格は920円だが、発売から2週間はローンチ記念セールも実施するという。

同作は物語の中で、作中に登場するAIキャラと自由に会話を行い、それによってそのキャラクターの性格や物語の結末も変化していくというアドベンチャーゲーム。言語モデルAIを活用しており、入力されたチャットをAIが分析・応答することで物語が進んでいくというシステムが大きな特徴だ。

プレイヤーは滅んだ地球の最後の生き残り。AIの少女・アイリスによって発見され、宇宙船で安全な星まで移送してもらうことになる。到着までの間、しばらくアイリスとふたりきりで生活することになった主人公は、「感情」を知りたいという彼女の願いに応え、対話することで彼女に人間の「感情」を伝えていくことになる。

アイリスとの対話は、いわゆるメッセージ選択式のものではなく、リアルな言葉のやり取りに近いものだ。ゲームではヒロインのAI少女・アイリスにチャット入力で自由なメッセージを送ることができるのだが、それに対するアイリスからの返答は言語モデルによって生成される。そのため、ゲームは本当に彼女と「対話」をしているかのように進んでいく。

会話の内容はAIによって分析され、どのような話をしたのかによって中盤以降のストーリーも変化。時には大きな分岐もあり、エンディングも複数存在しているようだ。本作では、プレイヤー自身が物語の当事者であり、AIであるアイリスとともに物語を紡いでいくことになるのだという。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています

AIとの対話でストーリーが分岐するアドベンチャーゲーム『_turing(アンダーバー・チューリング)』Steamにて配信開始

ゲーム制作チーム「竹関工房」は5月9日、AIとの対話でストーリーが分岐するアドベンチャーゲーム『_turing(アンダーバー・チューリング)』をSteamにてリリースいたしました。 発売から2週間のローンチセールも行っております。Steamストアページ

『_turing』は「ストーリー中にチャットを行い、AIであるヒロインに感情を教えることで、彼女の性格や物語の結末を変えることができる新たなSFアドベンチャーゲーム」です。

主人公である『あなた』は滅んだ地球の最後の生き残りであり、AIの少女『アイリス』に発見され、AIだけが暮らす安全な星に案内してもらいます。移動する宇宙船の中で、『アイリス』は人間の『感情』について知りたいと言います。

『あなた』は宇宙船が到着するまでの間にアイリスと対話を行い、彼女に人間の感情を伝えようとします。

「AIキャラクターとのリアルタイム会話」本ゲームはヒロインであるAI『アイリス』にプレイヤーがチャットでメッセージを送り、言語モデルによってその入力に対する返答が出力されることによって、ゲーム内キャラクターと自由な会話を楽しむことができます。

「会話内容によって分岐するストーリー」ゲーム内でのプレイヤーとヒロインの会話内容はAIによって分析され、その内容に応じて中盤以降のストーリーが変化します。既存のアドベンチャーゲームとは違い、自分の入力全てがフラグとなるドキドキを楽しむことができます。

「ロボットの少女『アイリス』と人間である『あなた』が織りなす物語」本ゲームのヒロイン『アイリス』は、人間の感情を知るために、プレイヤーである『あなた』との会話を望んでいます。宇宙船の中で彼女と二人きりになったあなたは、会話を通してアイリスに『正しく』感情を教えてあげる必要があります。感情を知ったその先で、アイリスはどのように変化するのか、彼女とあなたはどのような結末を迎えるのか、目が離せない展開となっています。

このゲームのターゲットは新しいゲーム性を求めているアドベンチャーゲームのプレイヤーです。リアルなヒロインとの対話を通して、物語の当事者のような気分になってもらうことを意図しています。

また、本作は実験的にAIとの会話をゲームシステムに組み込んでいます。AI技術に興味を持っている技術者・クリエイターに技術の可能性を体験・議論してもらうことも目的としています。

本ゲームは東京科学大学で対話システムを研究している修士学生が企画を行い、京都大学・筑波大学・電気通信大学の卒業生が制作を行なっています。

ゲームの実況プレイも歓迎しております。あなたの言葉でアイリスとのストーリーを紡いでみませんか。

[基本情報]タイトル：『_turing』制作：竹関工房ジャンル：ADVゲーム対応プラットフォーム：Steam価格：920円リリース日：2025年5月9日

公式サイト：https://take-kan.studio.site/page/_turing

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