【中日】完封勝ちで今季2度目の3タテ!松葉7回0封で11年ぶりロッテ戦白星 田中が先制犠飛 ボスラー3号&ブライト追撃打 松山22S
■プロ野球 交流戦 中日 3ー0 ロッテ (8日 バンテリンドーム) 中日はロッテに今季6度目の完封勝利で今季2度目の同一カード3連勝。開幕カード・ソフトバンクに3連敗も3連勝で交流戦勝率5割とした。ロッテに対し同一カード3連勝は交流戦18試合制となった15年以降初。 試合は両先発の好投により0-0で迎えた7回、1死満塁から田中が犠飛を放ち先制すると、ボスラーの3号ソロ、2死一、二塁から代打・ブライトの適時打で加点。8回は清水、9回は松山のリレーで守り切った。松葉は7回95球0封の好投で3年ぶりの6勝、ロッテ戦は自身8連敗中で3年ぶりの登板となったが、オリックス時代の14年8月26日(京セラD大阪)以来11年ぶりの白星を挙げた。 先発・松葉貴大(34)今季11度目の登板、5勝3敗、防御率1.78。前回の6月1日・巨人戦(バンテリンドーム)は7回3安打1失点(自責1)で勝ち負けつかず。 松葉の立ち上がりは初回をわずか6球でフライアウト3つ、2回は2死から安田に左前安打も茶谷を三ゴロ。3回は先頭の髙部に左前安打を許したが、ボスをバント失敗の投ゴロ併殺打、藤原を一ゴロに退けた。 野手スタメンは5番サード・高橋周、8番キャッチャー・石伊に変更。三浦瑞樹、今季初一軍昇格の伊藤茉央がベンチ入り、体調不良のカリステ、マルテがベンチ外となった。 初回は相手先発・ボスに対し、岡林が初球を中前安打、田中の三ゴロに一走・岡林が好走塁で一気に三塁まで進んだが、上林が遊ゴロ、ボスラーが左飛。 2回は1死から前日の試合で猛打賞、4年ぶりの1試合2盗塁を決めた大島が一、二塁間を破る安打も村松、石伊が外野フライに打ち取られた。 4回の松葉は先頭の寺地に左翼線への二塁打、1死を奪うも山本の右飛で二走・寺地がタッチアップし三塁に進まれると藤岡に四球で一、三塁としたが、安田を一ゴロ。 3回の攻撃は三者凡退。4回は1死からボスラーが死球、高橋周の右前安打で一、二塁を作ったが、大島、村松が外野フライに打ち取られた。 5回の松葉は先頭の茶谷に四球、1死からボスの右前安打で一、三塁を招いたが、石伊がボスの二盗を刺すと、藤原を一ゴロ。6回も先頭の寺地に死球、2死から藤岡に四球も無失点とした。 5回の攻撃は3つの外野フライに終わったが、6回は2死からボスラーの右前安打、高橋周の四球で一、二塁も大島が二ゴロ。 7イニング目に突入した松葉は、1死から髙部に右翼線への二塁打も、ボスの代打・岡を二飛。続く藤原には左前安打を浴びたが、二走・髙部の本塁生還をレフト・大島が阻止した。 その裏、ロッテ2番手・坂本に対し1死から石伊が四球、松葉が左手付近に死球で代走・板山が起用。岡林も右前安打でつなぎ満塁とすると、代わった3番手・小野から田中が粘った末9球目で右犠飛を放ち、1-0と先制。 松葉は7回95球、被安打6、奪三振1、与四死球4、無失点の好投で勝利投手の権利を得て降板。8回は2番手・清水が1死から池田に左前安打も山本を二ゴロ併殺打とし、無失点。 9回は先頭のボスラーが初球のストレートを引っ張り、右翼スタンド中段に突き刺さる3号ソロで加点し2-0。さらに高橋周の右前安打、大島の二ゴロで走者入れ替わり代走・尾田が起用。その尾田が二盗を決めると、村松も四球を選び一、二塁としたところで、石伊は三邪飛も清水の代打・ブライトが右翼線へ適時二塁打を放ち3-0と突き放した。 その裏、守護神・松山が登板し無失点で締め、試合終了。松山はセトップの22セーブ目を挙げ、松葉は11年ぶりにロッテ戦白星、3年ぶりの6勝をマークした。