「高市首相ゾッコン 政界渡り鳥の金脈と女」重箱の隅ばかり突っつく『文春』 花田紀凱 花田紀凱の週刊誌ウォッチング(1101)

細野豪志復興相(左)の文春報道について、花田紀凱編集長は蒸し返しとあら探しと評した=6日午前、首相官邸

投票日まで10日を切った米中間選挙。『ニューズウィーク日本版』(10.27)は3本立て、12ページの大特集。

表紙は「米中間選挙 トランプの憂鬱」(題字上のタイトルは「トランプ敗北の日」)。

第1特集の書き出しは断定的だ。

<2029年1月20日の正午、82歳のドナルド・J・トランプは、よほどのことがない限り、今度こそ完全にホワイトハウスを去る>

<今年11月3日の中間選挙はさまざまな面でトランプ政権2期目の終わりの始まりとなる>

が、読み進めると、2本目のリポートでは、

<バラク・オバマ元大統領は10月7日、上院民主党の資金集めの会合で、僅差のリードは消える恐れがあると警告した。「2~3ポイントのリード、あるいは互角と出ている戦いでは、全て2ポイント差で負けることもあり得る」>

3本目、同誌コラムニスト(元CIA工作員)のグレン・カール氏は、リポートの止めで、

<この調子なら上下両院の奪還もあり得ると思っていたら、あのイーロン・マスクが共和党の選挙応援に2億7500万ドルを拠出したとか。さて…>

11月3日、さて、どうなりますか。

この『ニューズウィーク日本版』を読んだ後、『週刊文春』(10.29)を読むと、ガックリくる。

今週もトップは高市早苗政権批判。

「高市首相がゾッコン 政界渡り鳥細野豪志復興相の怪金脈と2人の女」

まともな批判ならいい。

が、過去の女性問題の蒸し返しと、過去の選挙運動費用収支報告書などのあら探し。

例の神戸学院大学、上脇博之教授が<「透明度が低いと指摘せざるを得ません」>。

重箱の隅ばかり突っつくのは本来の「文春ジャーナリズム」らしくない。

『週刊新潮』(10月29日・11月5日号)では「『朝日』は熊本地震で大誤報『新聞週間』に考える全国紙の劣化」。

誤報もさりながら、西田亮介日本大学危機管理学部教授の「エモい記事(ポエム記事)」批判、新聞記者にぜひ読んでほしい。

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