大谷翔平はワールドシリーズ第7戦で登板するのか?(スポーティングニュース日本版)

ロサンゼルス・ドジャースは第6戦で劇的な勝利を収め、トロント・ブルージェイズとの第7戦(現地時間土曜日)に持ち込み、野球界はまさに“最高の舞台”を迎えようとしている。 【動画あり】大谷申告敬遠にドジャース奮起の3得点 先発山本は6回1失点で2勝目、佐々木も登板 JAPANパワーで勝ち切って第7戦へ シーズン最後の「負ければ終わり」の一戦では、両チームともにほぼ全員が登板可能な状態だ。その中には、第4戦(現地時間火曜日)で先発登板した大谷翔平も含まれている。 大谷は、第7戦では中3日の登板となる。これはMLBでのキャリアにおいて一度も経験したことがない過密日程だ。MLBの規則も踏まえながら、デーブ・ロバーツ監督はこのスター選手をどのように起用するか慎重に判断する必要がある。 以下では、第7戦におけるドジャース大谷翔平の起用プランを整理する。

第6戦後、ロバーツ監督は「第7戦で大谷を起用する予定だ」と語り、先発登板の可能性が高いことを示唆した。ただし、どの程度のイニングを投げるかはまだ未定だという。 「彼は間違いなく投手プランの一部だ。2イニングになるかもしれないし、4イニングになるかもしれない……。まず本人と話をしないとね」(デーブ・ロバーツ監督) 記者のジョエル・シャーマン氏も「ドジャースは第7戦で大谷を先発起用する」と報じている。

オープナーとは、リリーフ投手が試合の立ち上がりに登板し、数イニング投げた後に本来の先発投手にバトンを渡す戦略だ。主にエース投手の負担を軽減し、相手打線の上位打者を1回に避けさせる目的で使われる。 しかし、大谷の場合、「オープナー」を使う理由は少し異なる。彼を純粋なリリーフ投手として起用するよりも、打線に残しながら登板させる方が戦術的に複雑だからだ。オープナーを使うことで、打者大谷をラインナップに残すことが容易になる可能性がある。

理論的には可能だが、現実的には難しい。まず、大谷は試合中ずっと指名打者(DH)として打席に立つため、その合間にブルペンで肩を作る時間を取るのが難しい。 さらに、もしロバーツ監督が大谷をリリーフとして起用し、登板後に交代させた場合、ドジャースはDHの権利を失う。MLBのルールでは、DHとして出場している選手がリリーフ登板した後に降板すると、打順からも退くことになる。


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2022年にMLBが導入した特別ルールで、1人の選手が同一試合で「先発投手」と「指名打者」の両方を務められるようになった。 このルールでは、「先発投手」として出場した選手が同時に「DH」として登録されている場合、投手を降板しても打者として試合に残ることができる。 ただし、このルールは「リリーフ登板」には適用されない。リリーフとして途中出場した場合、その選手を降板させると同時にDHの権利も失われる。したがって、大谷がリリーフで起用された場合、チームの攻撃面に影響が出てしまう。

試合:3 投球回: 18.0 防御率: 3.50 三振: 25 与四球:5 被安打: 11 失点: 7 唯一のワールドシリーズ先発登板では、ブルージェイズ相手に6イニングを投げ、6被安打・6奪三振・4失点という内容だった。 原文:Will Shohei Ohtani pitch in Game 7? Explaining how Dodgers may use superstar in final game of World Series 翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

Daniel Chavkin ・Masato Odaka

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