外国人男が「無車検・無保険のナンバーレス車」を運行し"逮捕"! しかも「不正改造車でドリフト」… もはや「ルール守る気ゼロ」の"役満"違反者検挙事例を発表 愛知
愛知県警は公式SNSで、ナンバープレートを取り外し、無保険・無車検の状態で走行した外国籍の男を逮捕したと発表しました。一体どういうことなのでしょうか。
「フロントナンレス&無保険・無車検・ハミタイ・ドリフト」…
愛知県警は2026年2月16日、公式SNSを更新。ナンバープレートを取り外し、かつ「無保険・無車検」の状態でクルマを運転した外国籍の男を逮捕したと発表しました。
一体どういうことなのでしょうか。
現場となったのは、弥富市の鍋田ふ頭です。
大規模なコンテナターミナルとなっているところで、海運関係者以外の立ち入りはほとんどない場所ですが、夜間になるとドリフト走行するグループが多数出現するスポットとなっています。
ドリフトは、タイヤを横滑りさせて走行することで、アクセルやステアリングの繊細な操作が求められ、上手く行けばコーナーの脱出を早められるというメリットがありますが、少しでもミスをすると容易にスピンします。
さらにタイヤを横滑りさせるため、キーというタイヤが擦れる大きな音(スキール音)も鳴り、路面にもタイヤの跡を残します。
もちろん正式なモータースポーツ競技として成立しており、サーキット場でドリフトするのが常識ですが、公道を使って集団で違法ドリフトすることが昔に流行ったことがあり、現在もそうした流れなどからか、山道や埠頭などの公道で数台が連なりながらドリフト走行をする悪質な輩(いわゆる「ドリフト族」)もいます。
公道でのドリフトは、ほかの交通を巻き込んだ大事故になる可能性をはらむ非常に危険な行為であり、近隣住民には恐怖と騒音を与え、道路も傷つけることになります。
今回、愛知県警は「ナンバー取り外し運転は犯罪!!」と、エクスクラメーションマーク2つと赤色灯の絵文字を使うという異例の強調ぶりで、以下のように投稿。
「【#交通捜査課】 ナンバー取り外し運転は犯罪!!
昨年末の深夜に鍋田埠頭で、前部ナンバープレートを取り外した状態で無車検 無保険の車を運転した、外国籍の運転者を逮捕しました。」
投稿には男が運転していた当該車両とみられる写真が添付されており、まさしくドリフト族が用いる車両の様相を呈しているほか、投稿に追記するかたちで「#ドリフト」のタグが付いていることから、男はこの車両でドリフト走行をしていたと見られます。
国産のセダンで派手に改造が施されており、車体は紫色に塗装。フロントのナンバープレートどころか、フロントバンパーごと外され、大きなインタークーラーが装備されていることから、車両のチューニングも行われていることが予想できます。
ドリフトでリアタイヤを激しく摩耗させることから前後のホイールは異なり、さらに、いわゆる「ハミタイ」という、タイヤの回転部分が露出し、保安基準の適合しない状態(不正改造)となっていることが確認できます。
この画像だけで、少なくともダブルで道路運送車両法に違反していることがわかりますが、男の車両はさらに無車検(車検切れ)・無保険(自賠責の未加入)だったといいます。
車検が切れていると、公道を走るうえで最低限守らなければならない「保安基準」に適合しているかがわからず、走行中に故障したり、部品が外れるなどして、周囲に危害を与える可能性があります。
さらに、すべてのクルマで加入が義務となっている自賠責が未加入だと、交通事故発生時に最低限の補償がされず、万が一人に危害を与えた場合に、相手を救済することができません。
他人に迷惑をかけるような状態のクルマで、周囲を危険な目に晒す危険な行為をしたことに加え、最低限守らなければならない車検も受けず、さらには全車両に必須となっている最低レベルの補償すら加入していないという、もはや「役満」ともいえる極めて悪質なケースであるといえ、日本の交通ルールを遵守する気がないと捉えることもできます。
愛知県警は、男の違反について投稿で「ナンバー表示義務違反:50万円以下の罰金」「無車検:6か月以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金」「自賠責法違反:1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金」と解説。
今後、詳しい捜査が行われるものとみられます。